【感想・ネタバレ】人生後半の働き方戦略 幸福年収700万円を続けるためにのレビュー

あらすじ

あなたの人生に、定年なんてない!

中高年5000人のリアルな声から導き出した一歩踏み出すヒント!
<働きがい><お金><豊かな時間>をすべて手に入れて、一生困らないための超・実践マニュアル。

NIKKEIリスキリング人気連載!!
早稲田大学ビジネススクール入山章栄教授・特別インタビューを収録!

◆幸福年収700万とは?――米国の経済学者であるリチャード・エインリー・イースタリンは1974年の論文で、収入が多ければ多いほど幸福感は増すわけではなく、幸福感には一定のピークが存在する、と指摘しました。(略)心理学者のアンドリュー・T・ジェブらは2018年の論文で、164カ国170万人以上の個人を対象とした国際調査である「ギャラップ世界世論調査」のデータを分析しています。その結果、日本を含む東アジアにおいては、6万米ドルから7万5000米ドルで幸福感がピークに達すると明らかにしました。当時のドル円レートで換算すると700万円前後となります。(本文より)

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Posted by ブクログ

45歳以上のミドルシニア層を対象とするキャリアスクールを主宰する著者が人生後半の働き方の提案をする一冊。
本書は、「人生後半も、収入と働きがいを両立できる充実した職業人生にしたい」と意欲のある40~50代のビジネスパーソンを対象としています。具体的には、「人生後半を通して年収700万円が続く仕事人生を目指してみる」としています。この金額の根拠は、人間が幸福を覚える収入のピークの年収ということです。この年収を長期にわたって維持しようとするため、複業、転職、起業などを念頭にした内容になっていますので、こういったことを目指そうとするかたには、内容が具体的であり、参考になると思います。
一方で、坂本貴志氏著の『ほんとうの定年後』で述べられているような、小さな仕事の蓄積というものが現実的な気がしており、本書のような主張のとおり行動することに躊躇してしまうかたもいるように感じてしまいます。とはいえ、そうやって自らの可能性を狭めてしまうのもいいことではありませんので、いろいろな考え方を知るなかで、自らが置かれた状況に合った選択をしていくことが望まれます。

▼人生経験の棚卸し質問セット
・人生でお金をかけたと思うことは何です?
・人生で時間をかけて取り組んだなと思うことは何ですか?
・これは努力したなと思うことは何ですか?
・なぜか人からよく褒められることは何ですか?
・職場や友人からよく頼まれる・相談されることは何ですか?
・気がつくと時間を忘れて没頭してしまうことは何ですか?
・ちょっとだけ自慢できる特技は何ですか?
・ちょっとだけ珍しい経験はありますか?
・ちょっとだけ人よりも詳しいことは何ですか?
▼複業が見つかる「良いプロフィール」の構成
①じぶんコンテンツ
 提供できる知識体系・ノウハウ。複業人材としても「機能」
②仕事略歴
 そのコンテンツが培われた客観的な経歴。固有名刺が多ければ多いほど具体的で良い
③数字で示せる実績
 他に似たようなコンテンツを持っている競合人材の中で、あなたが選ばれるべき根拠
④現場感が伝わるストーリー
 あなたのコンテンツによって会社がどう変わるのか、その情景が浮かぶ描写
⑤大事にしているモットーや価値観
 仕事を通じて、何を目指しているのか。自分自身の働き方の哲学や社会に与えたいプラスの影響
⑥参考リンク
 取材記事、自分が書いた論文やレポート、ブログなどがあれば記載
▼転職エージェント経由で転職先が決まった人は、実は全体の5%
▼やりたいことがなかなか見つからないミドルシニアの方々におすすめしたいのは、CANに注目すること

<目次>
序 章 あなたは80歳まで年収700万を稼ぎ続けられるか
第1章 幸福年収700万円が続く、人生後半の働き方戦略
第2章 複業から起業へ!――45歳から仕込むキャリア自律ロードマップ
第3章 じぶんコンテンツを武器に複業の機会を広げる
第4章 45歳からの転職基本戦術
終 章 人生後半を楽しく働き続けるためのマインドセット
特別インタビュー ―入山章栄・早稲田大学大学院経営管理研究科教授に聞く「経営学とキャリアオーナーシップの関係性」

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地方企業に特化した副業求人サイト。
長年の経験がものをいう世界になる。
ハイプロダイレクト、副業案件に特化した求人サイト。
ココナラ。
スキルシフト、YOSOMON!、など地方に特化したサイト。副業クラウドfor pubric、lotsful、クラウドリンクス、SOKUDAN、サンカク、ふるさと兼業、など。
副業マッチングサービス、と検索する。

コンテンツは、「~する方法」でアピールする。
一冊のノウハウ本が書けるくらいの~する方法、を考える。
副業用のプロフィールを書く。なんでもできます、はNG。プロフィール、~を提供できます、実績、の説明資料を作る。
転職の面接はインタビュー、副業の面接はプレゼンテーション。自分から提案する。受け身ではなく自分から話す。
オリジナルの肩書をつくる。〇〇の専門家、など。

副業は朝活で。
応募型の複業からスタート。クラウドワークス、ランサーズなど。

若いうちは、ポータブルスキルで評価される。ミドル・シニアは専門スキルが必要。
何ができるのか、職務経歴書にかく。
写真は写真館で撮る。
150社の応募が必要。9割は落ちる。
転職エージェント経由で転職した人は、全体の5%しかいない。シェアは驚くほど小さい。25%が縁故採用。企業のHPの求人欄を見る。

面接の本音と建前を使い分ける。転職理由は成長理由を述べる。中長期的なキャリアビジョンと現職の課題のギャップ。

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2025年07月31日

Posted by ブクログ

率直に内容を述べると、定年のことは考えず楽しく働けるように、歳をとってから大変にならないように、今から準備しましょうって事ですね。
副業含めて本業含めて色んな働き方をしていく重要性を説いております。
私も将来のために副業・複業を考えてみようかと思いました。
色んな事に目を向けていくことが大事ですね。

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2025年07月03日

Posted by ブクログ

ノウハウものになるんだろうか。
細く長く働き続けるためのノウハウとマインドの持ち方を把握できる本といったところ。

個人的には4章の45歳以上の転職についてが、一番腑に落ちた。
それは自分が40代半ばからの転職をすでに3回しているからかもしれない。

最後のインタビューに記述されている
「理想的な仕事の状態というのは『働く』『遊ぶ』『学ぶ』が重なっていること」というコメントにはとても同意。

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2025年06月23日

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