あらすじ
「旅」「猫」「きもの」「京都」「田舎暮らし」「フィギュアスケート」…縦横無尽に赴き考察するエッセイまんがを描き続けるグレゴリ青山さん。一見なんでもない風景でも、グレゴリ先生の手にかかれば、その悲喜こもごもが面白おかしくマンガで展開されます。
ここ数年、グレゴリ青山さんがはまっているのが実は「手芸」! 「日本全国、世界中の手芸中毒者に共感してもらえるような本がつくりたい」と思いを強め、このたび無事に単行本化にいたりました。手芸分野をいかに考察し、面白おかしくグレゴリ青山さんが解説していくか…がポイントです。
本書は、手芸web「ミグラテール」での連載記事をまとめたものに、描きおろし作品と、さらに記事にかかわるコラムなども盛りだくさんプラスしたもので、著者自らが作った、ご自慢の作品もカラーページで紹介!
手芸にありがちな、素朴に思うこと、あるあるネタなどを描いたマンガ・エッセイ本が世の中に少ないことをポイントに、毒舌でありユーモアあふれるグレゴリ青山さんが手芸好きな人の共感を誘いながら、手芸の魅力と、これからの手芸に訪れるであろう社会の問題を追及し、その不安・不満をも紹介していきます。グレゴリ青山さんファンはもちろん、手芸好きな人必見です。
※本書は、手芸Web「ミグラテール」にて『手芸中毒』のタイトルで2023年9月~2024年8月まで連載されていたものに、加筆・改稿し、書籍化したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
手芸好きな人にはあるある!と刺さる本だと思います。
通勤中に一気読みしちゃいました。
貧乏性ゆえに市販品、ハンドメイド品の価格が気になるのもそうそう!何でこの値段なのだろうは考えないとですよね。
やっぱり少し狂ってるくらい何かにハマっている人が好きだなぁ
Posted by ブクログ
手芸web『ミグラテール』2023.9〜2024.8 に連載した『手芸中毒』を大幅に加筆修正
お気に入りの漫画家、グレゴリ青山さんの新刊。
グレゴリさんは手芸中毒で、仕事中でも隙あらば手芸をしてしまうという。
それを飼い猫のミケが、「あんた、仕事しなはれ」とかツッコむのを何度も笑ってしまった。
1990年頃から、手間暇かけて苦労してものを作っても、ちまたには驚くほどの安価で、洋服や小物が売られるようになった。グレゴリさんの実家もバッグ製造業をしていたが、海外製の安価なものが出回り、廃業したそうだ。
その影には、現在も女工哀史のような生活をしている発展途上国の人たちがいる。
そういうことを、ぐるぐる考えるグレゴリさんなのだった。
刺繍中毒のところを読むと、刺繍っていいな、と憧れてしまう私だった(たぶんしないけど)。
Posted by ブクログ
カバー表紙も作家さんが刺繍で作っている〰️。ソーイングあるあるは、ちょこっとしかやらない私にもわかる〰️と共感できて面白かった。作者さんの作品が写真で紹介されているのも楽しめた。最後にはファッション業界や、自分の洋服の買い方、使い方も考えることができた。
Posted by ブクログ
漫画家でありながら「描くより縫うほうが好き」と公言する著者による、縫い欲にまみれた日常。
さすがに中毒とはいかなくても、時折ミシンを踏んでいる身としては、縫い始めるまでが大変とかあるあるが満載でした。そしてそして、『ソーイングビー』!もうわかりすぎて笑ってしまう。やっぱり手芸すきさんは見てるんですね。
そうして楽しく読み進めながらも、物の価値や労働力の尊厳など真面目な話もはさみちょっとしんみり。
でも楽しく服を作ろうではないですか。まずは、買い置きの布の山をなんとかせねば。