あらすじ
美大生の宇野正直は、大学の近くのコンビニでバイトをしている。そこには、毎日なぜかソースだけを買っていく美人がいた。正直は彼女に恋心を抱きつつ、密かに“ソースさん”と呼ぶようになる。そんなある日、深夜の住宅街で女性の悲鳴を聞いた正直が駆けつけると、そこには男に襲われている“ソースさん”の姿があって…。「オトナ女子が本当に読みたい小説大賞」大賞受賞作ついに電子書籍化!
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Posted by ブクログ
毎日ソースを買いにコンビニに来る「ソースさん」との恋愛模様。
意外なソースさんの過去と行く末の落ちどころが予想できませんでした◎
珍しく☆5つ評価です(^-^)
【評価軸】
低 0〜10 高
1期待感(帯や背表紙、前評判)8
2キャラクター(登場人物の性格、キャラの立ち具合)7
3設定・コンセプト(舞台や軸となる設定)9
4インパクト(全体を通じたメッセージ性や衝撃度)10
5独創性(作者らしさや他との比較)8
6新しさ(類似したものがないか)8
7意外性(開始と結末の落差、奇抜さ)10
8読みやすさ(文章としての読みやすさ)9
9美術性(表紙や作品の美的センス、情景)9
10総合点(作品全体の出来映え)8
総評価(?〜?の平均点÷2) 8.6÷2=4.3
★★★★(おまけ★)
Posted by ブクログ
まず、ソースというタイトル。と、読み手の顔色を伺う優しい情報の出し方に感心しました。
ネタバレですが
医者が出てくるのが遅くて、幸せな時期に医者の陰でもチラチラしてたらしっくりくるような気もしますが、ラストシーンがとても綺麗。なのでそれはそれで。
綺麗なもの、完成されたものがこわれたりくずれたりする。なぜだか、もっと綺麗だと思う。
Posted by ブクログ
ダ・ヴィンチで紹介されて気になったので購入。
文章が難しくなくサクサクと読めました。
そのせいかな・・・?登場人物の悲哀が今一つ入ってこない。
面白かったんですけど、感情移入までには至りませんでした。
Posted by ブクログ
読みやすくトントンと話が進む本。ストーリーもそれなりに面白くはあるが、個人的には現実の恋愛話にも関わらず、設定がファンタジー過ぎるかなと感じた。
Posted by ブクログ
ジャケットとタイトルなどを見て、面白いかもと思って、読みました。
何故ソースだけを買いに毎日コンビニに来るのか?
コンビニから始まる恋愛模様。愛に年齢差は関係無い。最後はそのまま、フェードアウトするのかと思ったが、8年後に再会して、また付き合うとか、さすがに長すぎるだろーと思いました。
最終的にはハッピーエンドで良かった(≧∇≦)
Posted by ブクログ
キャンペーンで頂きました。
毎日毎日コンビニでソースを買い続ける美女に恋した、コンビニでバイトをする美大生のお話。
設定がおもしろいですよね。なんでソース?と興味津々。
話はかなり飛躍していて非現実なんですが、ひたむきな美大生の想いが溢れていて、少し切なくなりました。
ウェブで読んでいたらまた印象が違っていたんでしょうね。
ともあれ、ラストがとても大好きです。
素敵な絵画と、タイトルにかけられた二重の意味が作り出す余韻が心地よくて。
いわゆるメンヘラと呼ばれるであろう人たちの話は少しイタイ。
それでも、本書は痛々しいけど、救いがある。
人を想うって、結局すごくかけがえなくて、尊いこと。そんなことに思いを馳せらせた一冊でした。
Posted by ブクログ
キャンペーンに応募して、読ませて頂くことになった小説。
普段ファンタジーか、ミステリー、サスペンス系しか読まず、恋愛色に苦手意識があるので、やや構えながら読み始めました。笑
主人公は夜中のコンビニでバイトをしながら、必死に絵に取り組む美大生・正直。
バイトを始めた当初は接客業は向かないと思っていた彼だが、そんな中、毎週お店にくる、ある美しいお客に恋をする。
名前も知らない女性だが、毎日決まった時間にやってきて、同じ、あるものを買っていく。
正直は心の中で彼女をこう呼び始める。ーーーーーー「ソースさん」と。
初めのうちは、正直、よく聞くご都合主義だな、と感じてしまったりしたのですが。(出会いや途中までの展開等々)
途中から、お!と思うことがちらほら。主人公の、ただ好きなんだ!っていうピュアな部分だけじゃない、あまり好ましくない部分にも焦点が当てられているのは好ましく思いました。
ミステリーとしてだけだと、ちょっと物足りない感じもしますが、恋愛小説としては、苦味成分も効いていて、さわやかなだけの小説が読めない私でもすっきり読むことができました。
「オトナ女子が読みたい小説」というのは、こういうことか!という感じでした。