あらすじ
第7回青い鳥文庫小説賞金賞受賞作。
学校一のイケメンがまさかの推し作家!
小説のアイデア出しを手伝うことになった主人公。
秘密の関係になったふたりの恋の行方は?
中1の咲川小花は、恋愛小説家Ayanaの大ファン。
でも学校では、オタクな自分を封印し、しっかり者のクラス委員長として日々奮闘中。
ある日、小花を呼び出した綾瀬の手に、小花がAyanaに送ったファンレターが!?
――なんと綾瀬が、恋愛小説家・Ayanaだったのだ。
小説のネタ出しを手伝ってほしいと言われた小花は、
「書きあがった原稿を最初に読ませてもらう」条件で「陰の編集者」を引き受けることに。
小説家であることを隠す綾瀬と、恋愛小説オタクな自分を隠す小花の、
秘密の関係が始まった……。
<小学中級以上・すべての漢字にふりがなつき>
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Posted by ブクログ
「好き」があふれる小説家ラブストーリー
冒頭、いきなり綾瀬がAyanaであることを明かしながら接触してくる。この序盤の展開がとてもスピーディーで、すいすい読めると思う。
本作は、綾瀬が完全な商業作家という点がいい。「読者にウケる物語」を書こうというプロ意識があり、そのためのコツや意識する点などが作中で示される。趣味の同人作家とは違うのだ。
また、実際の編集者の仕事についても紹介される。将来作家や編集者を目指す小中学生や、創作の裏側が気になる読者にもおすすめかも。
また、本作はずっと「好き」があふれていてこそばゆい。作中作への情熱に、異性への好意。終盤はきっちりと甘々な展開で、思わずグッジョブと親指を立てたくなった。