あらすじ
民主党には解けなかった5つの大問題に答えを出す。
震災復興、郵政民営化、農業の活性化、マイナンバー(共通番号)制度、財政赤字を止める制度改革、という5つの大問題が、民主党政権下では中途半端なままに放置されてきた。2009年の政権交代をきっかけに多くの政策課題への挑戦が待たれたが、この期待は満たされなかった。3・11大震災から1年数カ月を経過した今、構造改革が待たれる分野が放置されてきたツケが日に日に明らかになってくる。
21世紀の日本社会を持続可能なものとするために、政策の優先順位をどうつけるか。小泉流構造改革の必要性を訴え、民主党政権に厳しい目を向ける、田中直毅氏(国際公共政策研究センター理事長)と研究員が具体的な事実・事例を多く盛り込んで示す政策提言。
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Posted by ブクログ
現在の政治問題を解説する非常にいい本。震災後の諸問題に対して何も解決できない政治、郵政問題、農業問題、マイナンバーなど非常に参考になる。農業問題では、兼業農家が多く存在して専業農家の育成が遅れているとの指摘はなるほどと考えさせられる。会社での先輩でも、親がやっていた農業を、定年後からやっている人が何人かいる。
郵政問題では政治が郵政の健全な育成を阻害している現状を、分かり易く解説しており、まさに現在の政治問題の根本がこの一冊で理解できる。
Posted by ブクログ
行政の機能不全、郵政問題、農業問題、マイナンバー、政府赤字・再設計が必要。
日本の政治の大問題を解説。タイトルの質問の答えにはなっていないようです。