あらすじ
無類のウイスキー通である詩人・佐々木幹郎が、東京、大阪の知られざるバーで、そして聖地スコットランドの蒸溜所まで出向いて、最高の銘酒を破顔痛飲する極上のエッセイ!
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Posted by ブクログ
詩人による、東京・大阪のバー、そして日本・スコットランドの蒸留所訪問記。
挿入されている写真が非常にうまく撮れており、現地の雰囲気がよく伝わってきます。(著者には申し訳ないですが、現地の風景・様子よりも著者の近影が印象に残る写真が多く、勿体無いように思いました)。
その通りだなと深く感心したのは、「スコットランドでお酒を飲むときの魅力。それを一言で言えば、夕陽に頬を照らされて飲む楽しみ、に尽きる。」という一節(p39)。
本書を読む少し前に訪れたスコットランドでは、緯度が高いために日没が遅く、夜7時や8時にようやくゆっくりと沈みかける太陽に照らされたウイスキーの緋色がとても印象的でした。
やっぱりウイスキーっていいなと思える一冊でした。