【感想・ネタバレ】聖闘士真理矢 1のレビュー

霜月星良 / 車田正美

困っている人を放っておけないお人好し体質の橘真理矢は、始業式のハープの演奏をきっかけに謎の軍団の襲撃に巻き込まれてしまう。その時、突如“アリエス”という金色の羊が現れ真理矢を逃がそうと謎の軍団に立ちはだかるが、アリエスもまた傷つき倒れてしまう。絶望の光景を前にして「みんなを救える力」を願った真理矢の目の前に突如天馬座のカードが現れて――!? 車田正美×霜月星良で贈る新たなる銀河神話誕生!!

[ブクログ · ★★★★☆]

遥か昔、聖闘士星矢のオタクだった私はニヤニヤしながら読んでしまった……。
聖衣がカードだったり変身がインストールだったり、いちいち現代的で驚いたけど、次世代の話を全く知らなかったので、教皇が貴鬼であることに一番驚いた。

[ブクログ · ★★★☆☆]

少女漫画の聖闘士星矢だと⁉︎という驚きで購入した「聖闘士真理矢」。

神話の時代から続くハーデスとアテナの戦いは、互いの聖衣・冥衣と武器を封印し休戦に。しかし、何者かによって解かれてしまった封印が新たな戦乱を呼び起こす、という始まりです。

今回も主役はペガサスの聖闘士。彼女の名は真理矢。そう、女の聖闘士です。だけど、仮面はつけてない。あの設定どこいった？
まあ、時代が星矢の時とは違うので、過去のしきたりになったんでしょうね。教皇が貴鬼なので、自分達が小学生の頃に小宇宙を燃やした聖闘士たちとは違う時代。あれからだいぶ未来の話だと思います。純粋に連載時期で考えても30年近く経つのかな。1985年連載開始だから、40年前？おお、数字で見ると思った以上の衝撃ですな。

しかし、貴鬼が教皇ねぇ。ムウの後の次代の牡羊黄金聖闘士とは思っていたけど、まさか教皇とは。シオンの後ということでいいのかな。アーレスというかサガは僭称だし、アイオロスは暗殺されて就任してないし。外伝なり続編なりでシオン以後の教皇描かれているのかな？「聖闘士星矢」も派生作品が多いコンテンツなので、把握が難しいです。

聖衣をカード化してスマホ連動とかマスコットとか、女児向けバトルもののテイストな「聖闘士星矢」です。いやー、デジタル化とか時代だよねー。確かに、あの大きな箱というか櫃を常備するのはナンセンスだものな。学生生活もあるし。
ちなみに、聖衣を纏った真理矢が表紙の女の子なのですが、コルセットとティアラ？カチューシャ？ぐらいしか要素ないじゃん、と思ったら、布の部分も聖衣だそうです。修行してないので、聖衣のデータを完全にダウンロードできない、という解釈でいいのかな。

手に入れたカード化された聖衣とシンクロできれば、その聖衣の技を使えるという新システム。1巻では蜥蜴座とシンクロ。蜥蜴座？というと？
マーブルトリパー、ですね。
技名で情景を思い出すのが聖闘士星矢です。やはり、あの大ゴマで必殺技ぶっ放す演出は印象に強く残ります。

暴走した魚座の黄金聖衣を鎮圧できるかどうか？といった展開で2巻へ続きます。
黄金聖闘士の力もシンクロして使えるのなら、歴代でも最強の聖闘士になってしまうんじゃないか真理矢。流星拳で薔薇飛ばすじゃんね。ペガサスとピスケスの合体技じゃんね。
これは面白くなってきた。だって、廬山昇龍覇と彗星拳とかできるんでしょ。
いやいや、こいつは面白くなってきた。