あらすじ
★仕事を確保する前に外注先を確保★100実行したら10成功する人間になる★広告宣伝費ゼロでできる集客技法★特定調停ビジネスをSWOT分析する異色の行政書士、金森重樹氏。法律的な縛りのきつい「許認可ビジネス」(厚生労働省管轄のホテル・旅館業、金融庁管轄の質屋業など)においてビジネスを展開し、数々の成功を収めてきた。いまや“課税所得2億円”となった著者が、「理詰めで富裕層になった」実践的な戦略・思考術・営業法を余すところなく披露する!小さな会社の社長、営業マンへの意外なヒント満載の書。
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Posted by ブクログ
読み様によっては拝金主義に感じる内容です。
そのため、【そこまでせんでも】的なツッコミをいれたくなるところもありますが、本文中でも脈々と語られているように【リターンを得る資格があるのはリスクを採ったものだけ】ということです。そのリターンやリスクをどのように考えて、リスクをコントロールするかということを、著者自身の経験を通して語られています。
主に実践的マーケティングについて書かれています。
そして考えさせられるは、(はじめの)の最後にかかれている次の文章。
誰も成功を保証しない自己責任原則の中で、ごくごくシンプルなルールを守る度胸がある人間は実際にはほとんどいないから、僕のノウハウを100%オープンにしてもどうということはありません。模倣してください。どうぞどうぞ。
その通りである。そこまでいかなくとも、リスクヘッジのためのマーケティングや視点の変え方など学べる点があります。
【付箋ポイント】
財務レバレッジについて
自己資金だけでやっていた場合に、350万円しかもうからないのが、自己資本プラス自己資本と同額の借り入れ金にした場合、350万円+200万円で550万円儲かるわけです。 P34
楽天的な性格で思いついたことをどんどん実行して、10のうち9失敗して1成功する人間のほうが、沈思默考して1しか試さない人間よりは、よほど成功の確率が高まります。10実行して9失敗する人間は、言い方をかえれば、100実行したら、10成功する人間なのです。 P44
あなたも、人の模倣をするのではなく、新しい分野を自らかいたくしていってはどうでしょう。数千種類ある業務の中には、まだまだ未開拓の業務分野の方が多いですから。(筆者は行政書士) P55
自分自身が、お客さんに対して十分な情報提供をして、お客さんの問題を解決する手助けができていれば、お客さんにとって、弁護士であろうが、司法書士であろうが、行政書士であろうが関係ないはずです。(中略)何士であるかを気にしているのは資格コンプレックスを持った本院だけなんです。 P62
そのときはうまくはいってなくても金持ちオーラが出ている人はいずれ成功するケースが多いようです。逆に、そのときは商売に成功しているように見えても貧乏オーラが出ている人は、何らかの偶然が作用して事業があたっているだけなので、いずれダメになるケースが多いのです。
そのような人間の思考の矯正法として、ロバート・アレンは、手首に輪ゴムをはめておいて、もし貧乏臭い考えが頭に浮かんだり、貧乏臭い発言を口にだしてしまったりしたら、その輪ゴムをピシッとはじくように推奨しています。 P67
どうしても自分では手に負えない業務がきたときは、喜ばれますので、先輩に外注しましょう。
先輩にタダで教えてもらって、自分で業務をやろうなんて考えないことです、何度も無料で聞いてたら嫌な顔をされます。
そして、先輩が取り組んだ仕事の成果である申請書などをよく見て勉強しておけば、次から同じ業務の依頼が来た場合には、自分で対応できるでしょう。先輩が業務を完了した段階で先輩がやった仕事に関してわからない箇所があれば、その点で質問することは何ら問題がないわけです。 P81
交渉事において、成功するための考えかたは、
・相手にリスクを与えないで自分がすすんでリスクを引き受けること
・相手に経済的なメリットを与えること
です。このような考え方を基準にした場合には、申し訳なくてとてもじゃないけど、先輩に業務の内容を無料で聞けませんよね。 P84
「チャンスは前髪でつかめ」といわれます。いつチャンスが訪れても、100%の自分が発揮できるように準備しておいて、チャンスを確実にものにすることが大切です。また、多少ハードルが高いと感じても果敢に挑戦していくことが、自分を成長させるのです。 P85
ブランドの世界において、勝目がないように思えた行政書士が、低価格の市場においては、独壇場であるということがわかっていただけたと思います。
これこそが、マーケティングというものです。自分の強みを活かせる市場で、自分のルールで戦うというのが商売の鉄則です。 P93
商材はマーケティングの視点から探していけばいくらでもあります。要は、あなたの思考のフレームワークを変えて、物事を多面的に見れば、いくらでも儲けのネタは転がっているのです。
(中略)マーケティングの工夫がまったく凝らされていない弱者の市場であるため、参入しやすいと思ったからです。
強者の市場は強烈な競争にさらされ、マーケティングについても誰もが成熟した技術をもって戦いますので、巨額の投資、高度な技術をもってしても、その中で勝つことは容易ではありません。 P94
個人で勝負する業界では、「○○の金森」(○○=自分が強いテーマ)などとよばれるようになる水準に達しなければ、意味がありません。 P118
僕は、自分のメルマガで毎回十数万人の読書に情報を提供していますが、恩恵としていろいろな情報がはいってきます。また、情報だけでなく、人脈、ビジネスチャンスなど、いろいろなものが入ってきます。これは、情報を相手にていきょうしているからにほかになりません。
考えてみてください。あなたが頭の中に持っていいる情報のうち、大抵の情報は、インターネットを検索すればでてくるものばかりです。そんなものを出し渋ってもしかたありませんし、いつかは相手も知ることになるでしょう。だとすれば、最初から情報を相手にどんどん出していって、自分に足りない部分を協力してもらって一緒に業務を展開していったほうが何倍もおもしろいでしょう。 P120
適切な利益があるからこそ、事務所が運営できて、サービスの提供ができるわけです。
サラリーマンをやってきた人の中には、「お客さんから高い料金をとることは悪いんじゃないか」とか、「安くすればお客さんが喜ぶんじゃないか」という勘違いをしている方が多いようですが、基本的に行政書士のギュオウムには外部からわかるような相場はありません。安くしてもお客さんは気づいてくれませんので、感謝されません。 P124
許認可の相談を受ける立場にある人間は、通常の人よりも「勢いのある事業の発見」をできる可能性が高いということです。
その事業に資金を突っ込んで、自らが許認可事業のオーナーになって顧問料を受け取る形にビジネスモデルを転換していけば
、行政書士事業での価格競争とか広告のクリック単価の高騰競争に巻き込まれないで十分に超過利潤を享受できるようになります。 P187
投資におては99%の人間が失敗し、大衆はいつも敗北者なのです。
他人の意見に左右されてはいけません。耳と耳の間にあるものを使って自分で考えるのです。
例外的に、意見を聞いてもいい相手とは、膨大な失敗の山の上にせいこうしてきている人間です。
99%が負け組となる中で勝者となるには、自分を信頼する必要があります。自分の判断こそがすべてです。 P192