【感想・ネタバレ】超龍戦記ザウロスナイト 1のレビュー

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興味深くはあるが…

2021年12月03日

のちに「ふたりエッチ」をヒットさせる克・亜樹の初期の作品。

彼としては初めてのファンタジー系であり、また小学館(少年サンデー)での最後の連載作。
壮大そうなストーリーにも関わらず、連載1年、単行本6巻で終わったところを見ると、打ち切り作か?

内容は、今はやりの異世界転生の原点とも言える...続きを読むようなもの。
一方、絵(ふたりエッチとキャラ画の系統は全く同じではあるが)や内容がいかにも古く、30年前のバブル崩壊直後の作品なんだなと意識させられる。

絵のタッチや内容は異なるが、「アウトランダーズ」などと似た雰囲気を感じた。
それはつまり、「古い」という事でもある。

また、各話の話の繋がりがやや明確であり、前話のラストと次話の冒頭のニュアンスが少し異なっている事があったのも気になるポイント。

全体的には、「現代の作品」に慣れている人にはなかなか合わないのではないかと思う。
当時の作品が好きだった人には、懐かしいというポジティブな感情を呼び起こすかもしれないが。


なお、この作者は島本和彦の大学での2年後輩にあたり、「アオイホノオ」にもすこし登場する。
実際、島本和彦のアシスタントをしていたこともあるらしい。

そういう繋がりを考えて読むのも、また興味深い。

#ドキドキハラハラ #カッコいい

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