あらすじ
王宮の薬師見習いであるディアナは侯爵家の庶子だった。クウィスト侯爵と領地で薬師をしていた母との間に生まれたディアナは、母が亡くなったことで侯爵に引き取られたが、正妻と腹違いの姉からは歓迎されず、メイドのように扱われていた。そんな暮らしに嫌気がさしたディアナは、母から受け継いだ知識を生かして王宮の薬師見習いとなる。王宮薬師の世界は着服や陰湿ないじめが当たり前のように行われる腐敗しきった世界だったが、実家での生活よりはましだった。それに、ディアナは気がついていた。王太子であるオルセンが薬師たちの不正を調査すべく、身分を隠して薬草園を出入りしていることに。近いうち、王宮薬師の不正は暴かれるだろう。そう思ったディアナは、面倒臭いいざこざからは距離を取り、薬師見習いとしての仕事に没頭する。だから、ディアナは気がつかなかったのだ。王太子であるオルセンの視線が、熱心に自身を追い続けていることに……。
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読みにくい
ストーリーは悪くないのですが、この作者さんは素人…?と思うような文章で読み難かったです。
視点がコロコロ変わるのですが、それに伴う敬称が間違っていたりするので混乱します。台詞が文章の中に埋もれているので読み辛い。ヒロイン視点でも、ヒロインが自分の感情を込めず淡々と事実を描写して感想を述べる形なので、ヒロインやヒーローの感情がいまいち伝わってこない。TL部分も萌えがないです。箇条書きで読んだ気分でした。