【感想・ネタバレ】台湾「ワン」ダフルライフのレビュー

Kanbin Nagata

驚きと可笑しさにあふれる「台湾の犬たち」地方都市・宜蘭での犬生活を綴ったコミックエッセイ

自由に行動する飼い犬.、バイクに乗って風を切る犬、夜市の屋台の看板犬……。
夫の仕事の関係で偶然たどり着いた台湾の街・宜蘭（イーラン）は、日本ではあり得ないライフスタイルの犬で溢れていました。
幼少期より犬と暮らしてきた著者が、街で出会った犬と人々を通して見つめた隣の国の日常---台湾「ワン」ダフルライフ---をかわいく綴ったコミックエッセイ。
やがて著者は台湾の犬・ヤンズと出会い家族となり、初めての子犬との台湾生活に奮闘、そして日本へと帰国......。
台湾の地方都市から、犬と人々の幸せについて改めて考える一冊。宜蘭のおすすめグルメやスイーツ情報も掲載。

※この電子版はカラー表示できる端末でご覧下さい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

台湾の犬にまつわるコミックエッセイ。
親が駐在員だったりで、海外在住経験もあり、台湾で暮らしていたこともある作者の素朴だが、その背景ならではの視点から見える世界が新鮮でした。そこまで能動的に知ろうとしていないからなのだけれど。

締め方はよく言うと素朴に、悪く言うとありきたりに感じました。オーストリアやドイツの話をもっと聞きたかったなと思った次第。エピソードごとのレトロな色づかいもよかったです。