【感想・ネタバレ】闇の先へ 絶望を乗り越える行動科学のレビュー

あらすじ

順風満帆な人生が一夜にして暗転。
悲嘆の中をさまよう私を救ってくれたのは、自らの研究テーマである行動科学だった。

著者はコロナ禍で家族に起きた悲劇により、人生の危機に直面する。
絶望から抜け出そうともがき、あらゆる方法を試みるが、
いずれも効果を得られず、大学も休職することに。
そんな中、ある偶然の出来事がきっかけとなり劇的な回復を遂げることとなる。
不慮の事故、愛する人との死別など、誰もが経験せざるを得ない人生の危機を乗り越えるにはどうしたらよいのか。
悲嘆の当事者であり、行動科学の研究者である著者にしか書けないリアリティが、読者を「闇の先へ」と導く。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分の浅い読書歴の中で初めて遭遇したジャンルの凄い本でした。もっと話題になっていて良い。
深い絶望の中にいて一般流通する本や言説に救われていない人をこの本のターゲットにしていて、かつそれはかつて絶望の淵に囚われていた自分自身であるという構図。

回復途上であるからこそ、書く意味を見出している著者の強さにただただ圧倒されました。最後のメッセージでは思わず泣いてしまいました。

0
2024年09月30日

「ビジネス・経済」ランキング