あらすじ
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今必要とされているのは、論理的思考だけじゃなく、「論理+感性」の思考法
「論理的思考」が今、改めて注目を集めています。生成AIの登場により、「問い」や「プロンプト」でその重要性が増す一方で、論理的に考えるだけでは問題が解決しない場面もあります。前提が誤っていたり、相手の感情への考慮が不足したりする場合、実践的な解決にはつながりません。
本書では、こうした課題に対応する思考法「クリティカル・シンキング」を紹介します。
これは、自分の考えを客観的に検証し、より良い結論を導くための方法です。
「この考えで十分か?」「他に考慮すべき点はないか?」「他者はどう感じるか?」
といった問いを通じて、多角的に物事を捉える力を養います。
論理思考が「正しい道筋で考える」スキルだとすれば、クリティカル・シンキングは論理思考を超える、関係者を巻き込み、結果につなげる思考法とも言えます。
自分ではしっかり考えているつもりでもうまくいかないのは、その考えが自分の思いつきにとどまり、客観的にチェックできていないからかもしれません。
本書では、「無人島からの脱出」「アイツを攻略せよ」「消えた!? 『超巨人モンブあん』のナゾ」という3つの不思議なストーリーを通じて、グロービスMBAの人気科目「クリティカル・シンキング」のエッセンスを実践的に学ぶことができます。
主人公と共に課題解決に挑戦しながら、自然とスキルが身につく仕掛けになっています。細部にまでユーモアを散りばめ、楽しく読み進められる一冊です。
この一冊を通して、あなたもクリティカル・シンカーとしての第一歩を踏み出せるはずです!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
クリティカルシンキングや読書の初心者向けの本です。主人公に立ちはだかる様々な壁に対して、どう考えたらよかったか?といったクエスチョンも用意されていて、楽しく考えながら読み進めていくことができました。中には、仕事でも使えそうな内容が盛り込まれていて、頭にすっと入ってきやすかったと感じます。
Posted by ブクログ
【書籍の要旨】
クリティカル・シンキング、訳すと「批判的思考」と
呼ばれるモノですが、なかなか活用出来ないもの。
本書籍は、ストーリーとクイズ仕立てで
この考えで十分か?
他者はどう感じるか?
という姿勢やマインドを身に付けるトレーニング本。
無人島からの脱出
アイツを攻略せよ!
消えた!?「超モンブあん」のナゾ
の3部構成のストーリーを読み進めることで、
悩んだときに一度客観的に考え直してみる
といった行動を取るヒントを身に付けよう。
【主なトピックと学びになったこと】
・今考えるべきイシューを考えるときのポイント
どんな状態を作りたいのかというあるべき姿と
今はどうなっているのかという現状を押さえること
そのあとで、そのギャップを埋めるために
どうすればよいかを考えると良い。
・枠組み
イシューに答えるために考慮・判断すべき
いくつかのポイントのこと。
論点のセットとも言う。
枠組みを考えることの効用:
①考えやすい
②見落としや検討漏れが無くなる
③納得感が違う
・主張と根拠は定番セット
・イシューの明確化
議論する内容を具体的に言語化すること。
コツは、「問い」の形にすることを意識すること。
・コミュニケーションは聞き手の知りたいことに、
早く、重点的に話すことが大事。
・軽率な一般化に注意
たまたま目にした表面的なことに捕らわれないこと。
ふと目に留まった事象や先入観から導かれた結論を
一般論としてしまうことを軽率な一般化という。