【感想・ネタバレ】仏教を「経営」する 実験寺院のフィールドワークのレビュー

あらすじ

ブッダの教えはどんな「幸せ」を創造できるか?

2008年、ミャンマーで著者は戒律の厳しい「森の寺院」で出家する。布施のみで生きる出家者のあり方に仏教の可能性を確信し、帰国後京都で新寺院を立ち上げて現代日本に即した仏教のあり方を追求しはじめたが……。宗教の本質と現代的可能性に迫る、一気読み必至の学術ノンフィクション

【内容】
はじめに
第一章 「律」厳守の挑戦 ――タータナ・ウンサウン寺院
第二章 「善行」の共同体 ――ダバワ瞑想センター
第三章 「即身成仏」という理想 ――実験寺院・寳幢寺
おわりに

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Posted by ブクログ

仏教の教理的な洞察を期待すると浅さに落胆するが、文化人類学的なアプローチを理解できてきたあたりでダバワ瞑想センターの壮絶な描写に一気に引き込まれる。ダバワ派は大乗仏教の勃興の過程を感じるようなものすごい内容だった。
終盤はコテンが出てきてまさにいま試行錯誤しているのがリアル。ただダバワ派と比較するとさすがに迫力に劣る。
総じて非常に分かりやすいすばらしい本だった。

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2025年04月20日

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