あらすじ
ここは、世田谷線上町駅近くにあるみどり助産院。母親たちを出迎えるのは「おっぱい先生」こと律子だ。授乳に悩みを抱える母親たちに、全力で向き合い続ける毎日。母親たちは律子と出会い、子を守り、生きる力を取り戻していく。知られざる「母乳外来」専門の助産院を舞台にした、育児の孤独を打ち破る希望に満ちた物語。シリーズ2か月連続刊行第1弾。(『おっぱい先生』改題)
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Posted by ブクログ
私も産後に母乳外来にお世話になりました。
お話に出てくる『みどり助産院』のイメージも自身が行った助産院の雰囲気と似ていて、なんだか懐かしい気持ちになりました。
子供を愛おしく思う気持ちはもちろんあるのに、授乳が上手くいかないと追い詰められてる感じがしてしまう。。。。
作中に出てくるママさん達はとても頑張っていて、そして頑張りすぎてしまう。
『ママが心地よく過ごすことがいちばん大切です』と赤ちゃんのためにもママが無理してはいけないと寄り添って温かく包んでくれる言葉に出産からある程度経った私はうんうんと頷いてしまった。
続編も近々出るようなので、そちらも読んでみたいと楽しみにしてます。
Posted by ブクログ
赤ちゃんが産まれたらおっぱいが自動で出てきて赤ちゃんがごくごくと飲んでくれるのは、母子共に健康な状態があって奇跡みたいなことで、決して当たり前ではないんだなと改めて感じた。お母さんたちが1人で悩みを抱え込まず、適切なケアを受けられる環境が整ったらいいなと思う
Posted by ブクログ
お産を取り扱わない母乳外来専門の産院である
世田谷みどり助産院。
そこで働く助産師の律子さんと
助手で看護学生のさおりさんが、
母乳で悩むお母さん達に寄り添う物語。
こんな温かい助産院だったら、行ってみたい!
泉ゆたかさんの最新作、
4つの短編から構成されて、前話の主人公が次のお話の主人公にみどり助産院を紹介する形でストーリーが進む!
章が進むごとに赤ちゃんの月齢が上がり、
それに伴う育児の悩みや問題が描かれる。
育児の参考になると思う…
感動しました!