【感想・ネタバレ】イラストをそれっぽく描くコツのレビュー

あらすじ

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◆日常がちょっと楽しくなる、背伸びしないお絵描きのはじめ方◆
・必要な知識・テクニックが多すぎてワケわからん!
・いつまでたっても完成しなくて疲れ果てました。
・自分のヘタさに恥ずかしくなってきた……。

「楽しそう」だからはじめたはずなのに、いつの間にかイラストが「苦痛」になる。もしそんな経験があるとすれば、それはあなたが「高望みしすぎ」だからかもしれません。
本書では徹底的にハードルを下げた、「最低限伝わる」イラストの描き方を紹介します。
大事なルールは1つだけ。これだけで、
・感動した、興奮したシーンを共有できます!
・日常のハプニングをSNSで発信できます!
・推しの尊さをみんなに伝えることができます!

イラストを「それっぽく」描くコツを知って、楽しいお絵描きライフをはじめてみませんか

■こんな方におすすめ
・「ちょっとした」キャライラストが描けるようになりたい方
・イラストを「楽しく」はじめてみたい方

■目次
はじめに イラストを描きたいあなたへ
PART 1 イラストが楽しめる描き方の「きほん」
──LESSON 1 どんな描き方を覚えればいいの?
──LESSON 2 どんな風に描けばいいの?
──COLUMN 1 「とりあえずやってみよう」がステップアップの秘訣
PART 2 顔をそれっぽく描くコツ
──LESSON 3 顔がそれっぽく描けない!
──LESSON 4 髪がそれっぽく描けない!
──LESSON 5 複雑な髪型がそれっぽく描けない!
──COLUMN 2 クリアできると次のステップに進みたくなる
PART 3 上半身をそれっぽく描くコツ
──LESSON 6 身体がそれっぽく描けない!
──LESSON 7 腕がそれっぽく描けない!
──LESSON 8 手がそれっぽく描けない!
──COLUMN 3 上半身が描けるとキャラクターを動かしたくなる
PART 4 全身をそれっぽく描くコツ
──LESSON 9 脚がそれっぽく描けない!
──LESSON 10 全身がそれっぽく描けない!
──COLUMN 4 楽しさを維持するコツは楽を意識すること
PART 5 ちょっと背伸びした描き方のコツ
──LESSON 11 モノを持つポーズがそれっぽく描けない!
──LESSON 12 両手で持つポーズがそれっぽく描けない!
──LESSON 13 表情がそれっぽく描けない!
──COLUMN 5 続けるほど自分の個性がわかる
おわりに もっと描きたくなったあなたへ
おまけ それっぽい目の描き方

■著者プロフィール
96こげ:イラストの描き方の解説が「わかりやすい」とバズった人。イラストを「楽しく」描きたいという人を応援するため、徹底的にハードルを下げた「それっぽい」描き方をX やFANBOXで解説している。X:@xfoxyfox FANBOX:https://xfoxyfox.fanbox.cc/

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購入済み

初心者にわかりやすい

正直これを見て簡単に描けるようになる!と言ったものではありませんが、全く絵を描かない初心者がどのようにして練習を重ねていけばいいかが簡潔にまとめられていて読みやすく、わかりやすかったです。
自分にもできそう!という内容が探していた内容と合っていて買ってよかったと思いました。

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2025年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

はじめに
『イラストをそれっぽく描くコツ』は、絵の初心者から中級者に向けて、気軽に楽しく描くヒントを示してくれる実用書だ。著者96こげさんの経験と視点に基づき、難しい技術に押しつぶされず、伝わるイラストを早くシンプルに描く手法が明快に解説されている。私は本書の内容に深く共感し、また多くの教えに新たな気づきを得た。

描くことの自由さとハードルの低さ
幼い頃は、だれもが自由に好きな絵を描いていた。しかし成長とともに自意識が芽生え、他者の評価に敏感になり、絵を描くことが苦手になってしまうことは多い。こうした心理的ハードルを乗り越えさせるために、本書は「完璧でなくていい」「シルエットと大まかな形が分かれば伝わる」と繰り返し説く。絵の細部にこだわらず、まずは気軽に描いて楽しむことの重要性は、絵を続ける上でとても大切だと感じた。

クロッキーやデッサン感覚の大切さ
本書のもう一つの大きな特徴は、クロッキーやデッサンに通じる「ざっくり描くこと」の価値を押し出している点だ。雑に見えるラフな線や形でも、キャラクターのポーズや表情を十分に伝えることができる。これは長時間の精密な描写に心が折れた経験がある人にとって、とても励まされるメッセージだ。私もこの視点に強く賛同し、何度も絵の基本に立ち返る必要を実感した。

マンガ・アニメ風イラストとデフォルメの意味
とりわけマンガ風やアニメ風の絵で顕著な「デフォルメ」の技法についても、本書は筆者の筆致を通じて具体的に示している。単なる写実ではなく、形やプロポーションを意図的に変えることでキャラクターの個性や感情を強調するこの技法は、表現に自由度と躍動感をもたらす。実際の例を多く見ることで、読者は感覚的に理解しやすくなっているのが良かった。

楽しさと継続のポイント
本書では、描くことの楽しみを抑えずに続けるための姿勢も説かれている。完璧主義に陥らず、自分が描きたいものをそのまま表現できること。気楽に描くこと。そうした心持ちが、イラストと長く良い関係を築くコツである。本書の軽やかで前向きな語り口は、まさに「描くことが好きな人」を応援してくれるものだ。

まとめ
『イラストをそれっぽく描くコツ』は、技術の壁に悩んでいる人や「上手く描けない」と感じている人にふさわしい一冊である。完璧さを追求することなく、伝わるイラストを「気軽に」「楽しく」「短時間で」生み出すための具体的なノウハウと励ましが詰まっている。96こげさんの示すラフでそれっぽい描き方は、まさに絵の基本を思い出させ、そして新しい視点をもたらす。初心者も中級者もぜひ手に取って、描く楽しみを広げてほしい。

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2025年10月04日

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