【感想・ネタバレ】室生犀星俳句集のレビュー

あらすじ

鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな――室生犀星(1889-1962)の文学は,詩,小説,随筆と多岐にわたる.創作の原点には俳句があった.その句は,人と自然への細やかな情愛,日本語の質朴な美しさに満ちている.「ふるさと」を詠った詩人のもう一つの詩である俳句から,八百数十句を精選.犀星の俳論,室生朝子の随筆も収載した.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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Posted by ブクログ

水村や雨の青鷺つばくらめ
野に心おいて日暮るる小春かな
元旦や山明けかかる雪の中
藁ぬれて山茶花残る冬の雨
春寒や渡世の文もわきまえず
あんずあまさうなひとはねむそうな
墨匂ふ漢の山々眠りけり
とくさまつすぐな冬の深さよ
枯菊の匂ひもあらず人ゆきぬ
みなさんによろしくといひ梅日和

15歳から72歳までの俳句集

とみ子夫人
おもゆのみたべをへしあとのいく日ぞ

室生犀星は詩人であり、小説家であり、俳人でもあり、何より家族思いの優しい気持ちの人

最後の散文「なみうちぎわ」とても良かった

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2024年11月13日

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