【感想・ネタバレ】ささやかながら信じる心があればのレビュー

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Posted by ブクログ

心に沁みた1冊。
自分の生き方や宗教について考えさせられる。
著者は『モーリー先生との火曜日』を書いた人だった。

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2012年08月24日

Posted by ブクログ

しばらく宗教から距離を置いてきた著者「ミッチ・アルボム」。
幼い頃よく通っていたユダヤ教会のラビ(宗教的指導者)から
ある日突然「自分の葬式で君に弔辞を読んで欲しい」と頼まれる。

信仰心を忘れかけていた自分にラビはどうしてそんな大役を頼んできたのか?
断る事もできず、仕方無く弔辞の題材を見つけるために取材を始めた。
その取材を通して著者は、ラビのこれまでの行いを知り、信仰についても考えはじめる。

この本はユダヤ教の素晴らしさを謳ったり、勧誘しているものでは無く、むしろ信仰から離れていた著者が客観的に感じた事を書いている。

指導者ラビの生き方や、人への思いやりの心は、
宗教に興味が無い人でも「なるほど」と納得させれらる。
特に、宗教というものに対して拒絶感のある人が読んでもためになる本という気がする。
「置かれた場所で咲きなさい」という本が今大ヒットしているが、
「ささやかながら信じる心があれば」も何かハッと気付かされる部分が沢山ある。

例えばラビの説教でこんな話がある・・・

農場主は「嵐の中で眠れる人」という推薦状を持った男を雇った。
ある日台風がやってきて、農場主は雇った男を呼びましたが、男はぐっすり眠って返事をしません。
そこで農場主が自ら納屋へ駆けつけるとびっくり。
ありとあらゆる台風への備えが全て準備万端にされていたのです・・・
そこで農場主は「嵐の中で眠れる人」の意味が分かったのです。

人生で大切にしていることに日頃から気を配っていれば。
愛する人に誠実で、信仰に沿った行いをしていれば、
後で悔恨に苦しむ事はありません。
「できたはずだ、やればよかった。」と苦悩してもがく事もありません。
嵐が来ても眠っていられるのです。

このような説教もいくつか入っています。
是非お勧めですよ~。

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2012年08月03日

Posted by ブクログ

「モリー先生との火曜日」の著者であるミッチ・アルボム氏自身が幼い頃によく通っていたユダヤ教会のラビ(宗教的指導者)との交流を描いた自伝的作品。

 いつしか仕事や生活に追われ教会から離れ、信仰から遠ざかっていたミッチが、ある日、ラビより「自分の葬式で君に弔辞を読んで欲しい」と頼まれるも、今の自分に弔辞を述べる事は難しい。かといって断る事もできずに、ジャーナリストらしくラビの取材を始める。ラビに日頃の疑問を投げかけつつ、ラビの生き方や考え方また語らいの応答を通して自らを省み、新たな価値観へと変えられていく。ラビの取材を続けること8年余り、キリスト教の牧師とも出会う。異なる宗教、異なる人種との交流は頑な心を少しずつほぐしていく。
 「人はどこからでもやり直すことができる」このことに真に気づく時、人は変われるのだと思わされる。

 ラビの説教で農場主が「嵐の中で眠れる人」という推薦状を持った男を雇ったという話しがある。実に深いイイ話しだがここで書くのは避けておこう。

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2013年01月29日

Posted by ブクログ

モリー先生との火曜日、で有名になりましたが。

スポーツジャーナリストとしての業績を全く存じ上げないまま
ここまできちゃいました。

深く「宗教」にかかわっていても、あるいは信心深くなくても
本書を読めるのだけど、読む深さは変わってくるのだろうなと
想像した。

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2012年09月23日

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