【感想・ネタバレ】漢字はこうして始まった 族徽【ぞくき】の世界のレビュー

あらすじ

原初の漢字、「族徽」。そのダイナミズムに満ちたデザインから古代社会の実態と文字の起源を読み解く。

3000年以上前、中国最古の王朝「殷」で発明され、部族固有のシンボルとして青銅器に鋳込まれた原初の漢字、族徽(ぞくき)。きわめて象形性の高いそのデザインには、当時の社会のありさまや宗教観が生き生きと写し取られている。祖王の慰霊のため斬首された殉葬者、天空を雄飛する巨龍、ウマやブタなどの家畜を監視する人々、酒宴を通じて神々と交歓する王侯貴族、軍旗を掲げて敵国へと進軍する兵士たち——謎に包まれた古代社会の実態と文字の起源を、徹底的な分析で鮮やかに解き明かす。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

まずは表紙の文字、これが後にどんな漢字になったのだろうと興味がわく。本書は3000年以上前に発明された部族固有のシンボル「族徽」を歴史や意図、デザインといった観点から分析する。なぞなぞを解くような感覚でも楽しめる。文字が好きな方はぜひ。

0
2025年04月15日

「雑学・エンタメ」ランキング