あらすじ
マイケル・サンデルの息子にして懸垂ギネス世界記録を持つ哲学者が語る、現代の幸福論!
終わりなき出世競争、人脈作りのための人間関係……目標志向によって消耗する現代人に必要なのは、「それ自体を目的とする活動」だ。その只中にいるとき、私たちは「自分」を取り戻すことができる――。人生という旅を真に味わい、幸福に生き抜くための英知。
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Posted by ブクログ
目標達成を目指して生きていると、永遠に心が満たされないままになってしまうのはなぜ?
それは、目標を追うことで3つの美徳から引き剥がされるから。それが、自己統御・友人・自然との交流である。その共通点は「それ自体を目的とする活動」であること。その活動には、目標達成のように将来を待たなくても、いかなる瞬間にも刺激と報酬が伴うものだ。
目標は、人間が「進歩」の主体であるという現代の暗黙の前提になっている「啓蒙主義」という哲学から生み出される。この哲学が、自己統御を目的への奉仕に、友情を目標の効率的達成の同盟に、自然との触れ合いを計画的なプロジェクトに変える。
だから本書は啓蒙主義が生まれた近代以前、古代ギリシアまで遡って、満たされる毎日を追い求めてゆく。
自己と世界の統一を実現することを目指した一冊。