【感想・ネタバレ】世界の墓地 山頂から海底、岸壁からロッカーまで、永遠の眠りの地を訪ねるのレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

墓地とは、旅路の終わり、そして再生の場所。
ときに美しく、陽気で、華やか。
ときに不気味で、風変り。
古今東西の埋葬と弔いに、人間の多様な死生観を見る。

先史時代から現代にかけて、
地球上のありとあらゆる場所に造られたさまざまな墓地を、
200点を超える写真で巡る、世界のお墓紀行。

世界の墓地MAPつき
世界173カ所、写真224点収録

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

多様な埋葬の形を美しい写真で巡る。墓地は暗く怖い場所と感じる時もあるが本書では荘厳さや景観との調和などが感じられ、美術書を読んでいるかのような気分になる。グラフィックとして楽しめる反面、紹介文は少なめである。国書刊行会『世界のお墓199選』と比較して読むのがおすすめ。

0
2025年03月28日

Posted by ブクログ

世界各地の173ヶ所の様々な墓地を紹介する写真集。
それらの出来た理由などを知り、眠る者たちの鎮魂を祈る。
・はじめに
ヨーロッパ 85ヶ所   南北アメリカ 42ヶ所
アフリカ・中東 20ヶ所 アジア・太平洋 26ヶ所
・世界の墓地MAP

世界中のあらゆる場所に墓地がある。
細やかな、或いは広大な共同墓地。
そこに眠るのは、王や指導者、多くの庶民、著名人、無法者、
異国からの労働者、病や戦争の犠牲者、兵士、海賊など。
それらには様々な埋葬と弔いがある。
遥か紀元前墓地遺跡、中世の岩窟墓地、カタコンベ、
団地の部屋みたいなのやコインロッカーのような墓。
海底墓地があれば、噴火で海底に押し流された墓地もある。
崖に吊るされた棺。住居になった墓もある。
メキシコの色鮮やかな死者の国の祝いと、
インドネシアのトラジャ族の埋葬には驚かされた。
服を着たカタコンベのミイラにはゾクッとさせられた。
延々と続く十字架や同じ形の墓石には、大いなる悲しみが
感じられるが、不揃いやカラフルな墓石、彫刻、
飾られる花の色彩には、死者への想いが溢れている。
宗教や信仰、地域性によっての違いも分かり、
興味深く様々な墓地を眺めることができました。
日本からは、谷中霊園、高野山奥之院、
泉岳寺が掲載されています。

0
2025年04月27日

「雑学・エンタメ」ランキング