【感想・ネタバレ】国際協力ってなんだ? ――つながりを創るJICA職員の仕事のレビュー

あらすじ

「国際協力」というと難しそうですが、JICA(国際協力機構)で働く先輩たちの日々の仕事は、目の前にいる人と話し、理解し、ときにトラブルを乗り越えて、協力しあえる関係をつくりだすこと。あなたも国際協力の仕事を体感してみませんか? 【目次】1【セネガル、モーリタニア】国を超えた学び合いが、日本の食卓に届ける海の恵み…松野雅人/2【広島県・因島】若者は、多文化共生の専門家!?…岩谷允六有/3【ガーナ】ナショナルスタッフと、話して話して、話しあう…左近文子/4【日本】幻の魚の釣り方を一緒に考える、新しい研修のかたち…関一樹/コラム1 ODAの歩みとこれから――変わらないもの、変わっていくもの/5【バングラデシュ】住民の声を聞く、気候変動・防災対策…伊藤大介備/6【管理部】国際協力の裏方で働くということ…休場優希/7【スリランカ】対等な議論ができるカウンターパートと共に…島田和輝/8【カンボジア】綿密な調査を武器に、人身取引と戦う…齋藤有希/コラム2 JICA職員に求められる力――どのような人と協力したいか/9【青年海外協力隊事務局】もういちど、世界をつなぐ力になる…鈴木友理/10【ウズベキスタン】汚職を予防すると、国が発展する!?…芳村慶祐/11【インド】ビジネスと社会課題解決の触媒を目指す、新時代の国際協力…松本颯太/12【ジャイクエ】共創と革新は、チームの力と日々の手続きがつくる…神武桜子/コラム3 JICA職員のライフキャリア、ジョブローテーション/13【東ティモール】アジアでもっとも若い国に大学院を…土本周/14【ホンジュラス】週末隊員、柔道で治安改善に挑む!…横尾昂志/15【ザンビア】結局、うまくいったわけではないけれど…金田瑞希/おわりに――人と協力する国際協力の世界へ…大河原誠也

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

30歳前後の若い職員達による明るい活動報告って感じで読みやすい。JICAが様々な活動を行っていることがわかる。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

生々しいリアルな話が書かれていて、仕事の内容が想像でき結構良かった。
途上国支援の夢を思い出させ、掻き立ててくれた。
現地で泥臭い仕事をやりたい。

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2025年07月31日

Posted by ブクログ

国際協力で求められる力
1.「思いを描く」/構想
2.「束ねて共に目指す」/結集
3.「やりきる」力/実行

ガンジーの名言
「あなたが望む変化に、あなた自身がなりなさい」
Be the change that you wish to see in the world

JICA職員がそれぞれの国際協力の現場で、協力相手がきて、理解もあればトラブルもある、それぞれ小さな一歩や工夫の積み重ね、困難や葛藤、粘り強く地道な試行錯誤があり、世界のために、社会のために、取り組んでいる。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

ここ最近読んだ新書の中ではベストだった。読む前に思っていた以上に刺さるものが多かった。

本書は国際協力機構(JICA)の職員の仕事に関する15個のエピソードを通して、国際協力の形について紹介してくれている。はじめににもあるが、JICAの職員は、専門家ではなく開発途上国の課題を解決するための「プロデューサー」なのだと言うことがよくわかる。1つ1つのエピソードは、15ページ程度と短めなので、まずは気になるものを読んでみて欲しい。

特に本新書のターゲットである小中高生は、SDGsについて考える、なんて宿題が課されると思うが実感が湧かない人が多いのではないだろうか?そんな人には是非とも本書を読んで欲しい。

あと読んでいる中で気になったのは、プロジェクトの途中で異動になっていることが多いことである。職員自身も、異動については触れており、概ねポジティブに捉えているようだが、道半ばで離れるのはどんな想いだだだのだろうか?このような異動はJICAの利点であり、弱点なのかもと感じた。

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

子どもが、突然世界で働きたいと突然言い出し、世界で働くってなんだろうとない知識でたどり着いたのがJICAでした。

JICAの人たちは、すごい人達と言うイメージしかなく子どもに聞かれて答えられないと恥ずかしいと思い読ませていただきました。

内容、JICAで実際に働いている方が自分の業務について20ページほどにまとめて書かれていてとても分かりやすかったです。

JICAの事務仕事の話もあり、ほぼ役所のような膨大な書類との格闘を日々されていることを知りとても共感しました。

コラムではJICAに入るにはなど気になるところもおさえられていて良かったです。

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2025年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

990年代生まれのJICA職員の方々の国際協力のお仕事の紹介。

編集された著者は、1991年生まれ2015年にJICA入構、これまでに本部、省庁出向、途上国(エジプト)を経験され、今は人事部とのことで、ほんとうに仕事の一環なのだろうと思いますが、JICAで国際協力を担う次世代の皆様向けの本ですね。概観的なところを著者はお書きになられていますが、30代とは言っても10年間のご経験をすでに持っていて、それ以上に、採用される時点で有能な方々が選ばれているに違いない、という印象をさらに強めました。

さまざまな事業や国でのご経験がそれぞれの職員により紹介されていますが、

内容の親しみやすさ、伝わってくる思いの前向きさ、そしてただのエッセイではなく、その背景にある枠組みや組織としての方向性が一貫して示されていて、

すばらしい執筆、編集だと思いました。

すばらしいです。

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2025年05月08日

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