【感想・ネタバレ】無理をせず、無駄を楽しむ センスのはなしのレビュー

あらすじ

「センスがいい」ってこういうことだったんだ!

SNSフォロワー10万超!人気プロダクトデザイナーがおくる
何でもない1日が特別な1日になる
「ひと・もの・くらし」との付き合いかた


「センス」というと、
どこか緊張感があって肩に力が入るような、
窮屈なイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

本書でご紹介するのは、自然体で心地よいのに、洗練された暮らし、生き方のヒント。
ほんの少しの工夫があれば、だれにでも実践できるものです。

著者は、SNSでのつぶやきが話題を呼び10万超フォロワー、
生活に寄り添うデザインを手がけてきた人気プロダクトデザイナーの秋田道夫氏。

そんな秋田氏が、心の持ち方から居心地のいい部屋のつくり方、
ファッション、ほどよいコミュニケーション術まで、

日常の中で大事にしている「暮らしのセンス」「生き方のセンス」について直筆のイラストやたっぷりの写真をまじえながら、お話しします。


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わたしの思う「センス」とは、自分を心地よく整える作法や工夫です。
センスについて考えると、日常の何気ないことにも、機微と気づかいが生まれます。

センスとは「余計なことをしないこと」とも言い換えられます。
そして、何が余計かを知るためには、「余計と知りつつ後学のために余計なことをあえてしてみる」というのもまた必要です。

あれこれと「遊び」を実践し、無駄をたのしむ中で、センスというものが積みあがってくるのでしょう。

「わたしのカタチ」を押しつけるつもりも、余計なアドバイスをするつもりもありませんが、なにか参考にしていただけたら幸いです。

(本文より)

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▼PICK UP

・今日会う人、すれ違う人のために服装を選ぶ
・針が止まった素敵な時計はアクセサリーに
・部屋着こそ上質なものを身につける
・花瓶に合う花を、お店の人に選んでもらう
・毎日の「小掃除」で部屋をリセットする
・会話は「腹八分目」で次の約束につなげる
・お店に入ったら「こんにちは」の挨拶を


▼目次

日々のセンス
はじめに
1章 毎日は何でもない1日であり特別な1日
――センスよく過ごすための「心の持ち方」について
2章 花瓶にぴったりの花を飾る
――センスが宿る「暮らし」について
3章 服装は相手へのプレゼント
――センスをたのしむ「装い」について
4章 機嫌よく街を歩く
――センスが紡ぐ「コミュニケーション」についておわりに

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Posted by ブクログ

コンパクトにまとめられた体裁で、あっという間に読めてしまった。キレキレではない、静かだけども主張のあるリズム、トーンが読んでいて心地よい。当人が意識せずとも、日々の中で心地いいと感じることを言語化するとこうなった。そんな感じではないだろうか。あたりまえを見つめ直して、改めて書いてみる。押し付けがましくない文体と、読み手にふと自分と照らし合わせてみる余白を与えてくれる。そんなちょうど良い印象を持った一冊。こうしなさいと言われているのではなく、わたしはこうですよ。あなたはどうですか?あなたならどうしますか?と問われているようにも感じられる。自分はこうなのかもな、と語れる大人になりたいところ。

0
2025年07月27日

Posted by ブクログ

軽〜く読めた。
テンポよく、無駄がなく、余白があるというか。
考えずに感じる、脳を刺激する本って感じ。
いいなって感じたところは、
・"「これ、いいな」という感覚に素直になる。
自分発のセンスを育てるとは、そういうことなのだと思います。"
・"「なんでもいい」と少しの不便を妥協していると、自然と生活範囲は狭まる。「ちょいどいい」に対して貪欲な自分を解き放てば、自転車やバス、電車を乗り継いでどこまでも冒険できる。"
という部分。
五感を研ぎ澄まして、それを自分に取り入れながらどんどんアップデートしていきたいなって気持ちになった。

0
2025年08月14日

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