あらすじ
近寄りがたいイメージが、一気にくつがえる!
仏教の中で理解するのが最も難しいといわれる「密教」。その思想と教えの中から「三密修行」「大日如来」「両部の大経」「即身成仏」など、これだけは知ってほしい基礎知識のみを、仏教の歴史を追いながら丁寧に解説。世界中の参拝客を魅了してやまない「お遍路」のお寺の僧侶が、なぜいま密教なのかを「現場の実感」から伝える、誰もが分かる入門書。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
密教についてめちゃくちゃわかりやすく解説されていて、数時間でサクッと読めて密教初心者にはありがたい内容だった
これまで自分が「仏教」として捉えていたものは大乗仏教で、密教について知っていくとこんなにも違うのか!という気持ちと、でも私の知ってる仏教だ!という気持ちの両方が出てきて面白い
全部を肯定するし、誰でもすぐに覚れるとするし、負のエネルギーさえ意味あるものに活用するし、カオスなのに安心感があるような感じで面白かった
密教ということを意識してお寺とかを見てみるとまた違った面白さがありそう
Posted by ブクログ
著者が、密教とは、空海の教えとは、というものを一般の読者にどうすれば分かりやすく説明できるか、を腐心して書いてくれたんだなということがとても感じられる内容だった。
最後の"終わりに"を読んで納得。だから全体的に温かい印象なのか、と。
今後も何度か読み直したい。
Posted by ブクログ
そうか、密教って空海なんだ、っていうレベルなので、初学者として打ってつけの一冊だった。これを読んだ後、マンガ”阿吽”を読み返すと、もっと興味深く味わえそう。あと、積読状態にある”空海の風景”も、そろそろ読まないとだな。