【感想・ネタバレ】美澄真白の正なる殺人（新潮文庫nex）のレビュー

東崎惟子

私たちは、どこで間違ったのだろう。天主堂と聖歌の町で、「正義の味方」を目指す女子高生の美澄（みすみ）真白（ましろ）は、八年ぶりに再会した親友・紫音（しおん）と楽しい日々を過ごしていた。紫音の抱える闇に気づくまでは――。事故死したはずの母親、虐待と思しきいくつもの痣……。聖なる夜、大切なものを守るため、痛々しいほど真っ白な少女が犯す、「完全に正しい」罪の炎。衝撃のラストが心を穿つサスペンス。

[ブクログ · ★★★★★]

特殊設定がありつつも、そこではないところに面白さがある
最後のシーンは何となく読めたが、そこまでの考えや緻密な組み立てが面白かった
4.5