【感想・ネタバレ】うしろにご用心!(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

故買屋からの頼みで、富豪の投資家が秘蔵する美術品を盗む計画を立てた稀代の大泥棒ドートマンダー。一方、カリブ海のリゾート地にいた当の富豪プレストンには謎の美女が近づいていた。彼女の目的は誘惑でなく誘拐。海に飛び込み逃げ出した富豪は自宅を目指す。そんなことと露知らず、ドートマンダーたちは富豪宅に押し入るが……。いま読んでも新しいユーモア・ミステリーのシリーズ復活!(解説・香山二三郎)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ユーモアミステリで有名な、不運な泥棒、ドートマンダーシリーズの初訳。新潮文庫の発掘シリーズは貴重。過去のシリーズ絶版・中断だった人気作品の真の意味での発掘である。この本からドートマンダーを知るのは、多すぎる登場人物を把握するだけでも大変だけど、味とクセのあるキャラクター揃いなので、独特の面白さと魅力がある。泥棒計画は重なる不運で失敗するのだけど、不幸にはならないクロージングで良い読後感が得られる。この本が売れれば、未訳の翻訳も可能になるとのこと。頑張ってほしい。

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2025年03月19日

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