【感想・ネタバレ】翼の翼のレビュー

あらすじ

見ていたアニメのCMがきっかけで、有泉円佳の息子、翼は塾の全国模試を受け、中学受験を目指すことになった。中学受験に縁のなかった円佳だったが、難関校も狙えるという翼の成績に期待は膨らみ、息子への愛おしさと共に、成績への渇望が入り交じっていく。入試問題頻出作家が、中学受験に挑む親子がたどる凄絶な道のりを描ききった、圧倒的な家族小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

我が子が褒められると嬉しい、期待したくなる。
良い親の当然の反応だと思う。
子どもも、親の喜ぶ顔を見たいから頑張れる、それが問題を乗り越える原動力になる。
お互い順調に進めばいいのだけど、現実は山あり谷あり。
谷底にいる(ように見える)我が子も、そのまま受け止められるか、が鍵かなぁと思った

私も子どもが数人いて中受経験もあり、本を読んだり先生に相談したり、子どもと喧嘩もしたり、いろいろあったけれど…中受に限らず自分の感情とは切り離して子どもをしっかり見ることが1番大切だと改めて思った。

ママ友関係の描写はリアルで面白かった。
最後、言いにくいことを気づいて教えてくれたママ友、人との関係は時間や状況で形を変えるよね、と納得。

どんなに賢くても子どもは子ども。
末っ子と同学年の章を読む時は苦しかった。
子どもの心と笑顔を大切にしたいと思う。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「2月の勝者」は美しく終わったけど、現実はこんなもん(これでもハッピーエンドだけどね)
涙を流して歯を食いしばって中弛みがきて思うようにはいかず、子供の気はすぐに変わる
でも、課金してきた額がすごすぎて引き返せない
第一志望に合格出来る子なんて一握り
これから中学受験を予定されてる親御さんは一度は読んだ方がいい

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母親の我が子への愛情と期待…
子供の中学受験(小説内ではチュウジュと呼称していた)を目指し、教育熱心な母親の心労を描いたお受験小説。(ネタバレあり)

円佳(まどか)には小学校三年生の一人息子である翼(つばさ)がおり、地元の素行の悪い子がいる公立中学へ進ませることを躊躇し、義父母からのプレッシャーもあり、チュウジュ(中学受験)を翼と共に闘っていくことを親子で誓いあう。円佳はママ友やSNSでの情報収集をし、難関校への進学実績の高い有名塾に翼を通わせ、励まし続ける。しかし翼の塾のクラスが降格したり、悩みは尽きない。
母親としてできる限りの後押しをして、塾のクラスが最高峰のクラスになると涙を流し喜ぶ…やがて見かねた父親までが翼の勉強について口を出すようになり、スパルタ指導で暴力を振るう。翼も怒られるのが嫌で塾の試験で不正をする。このシーンは胸が痛んだ…やがて親の期待に応えられる成績が取れない翼は心が病んでしまう…

わからなくはないけどなあ…これが読み終えた後の感想だ。
言葉を選ばす言うとチュウジュは正直言って親の自己満足みたいなものであり、子供は言われるがまま、競争意識を煽られ、親を喜ばせたいから努力するような気がする…。

我が家は2人の息子がおり、もう2人とも成人しているが、昔のことを思い出してみても、息子たちを塾には通わせたけど、カミさんも僕もガミガミ鬼のように勉強しろ!と言った記憶は無いなあ。(新しいドラクエが出たら、一緒に夜遅くまで攻略していたアホな親父でしたし)

この小説はチュウジュをする(した)親御さんにはバイブルとなり、懐かしく思える内容なのかな。
しかしその経験の無い僕のような親には、ここまで教育に熱心で盲信的な親は『やりすぎ』であり、ちょっと滑稽にも思える。子供がそのまま真っ直ぐに育つかなんてわからないしね…優秀な人の集まる環境は刺激になるかもしれないが、偏差値の高い学校には優秀な層の中での競争があり、そこで劣等感を感じることもあるはずだ…もちろん親は素晴らしい人生を子供に送らせたい一心は当たり前の感情だが、結局は自分の人生の責任は自分にあるということが、今の僕の年齢になれば何となくわかる。

なかなかの問題作であることは間違いない…

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2025年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終始不愉快感がつきまとう中学お受験小説、小説としてつまらないわけでない、不愉快な気持ちになりながらもグイグイと読み進められるのがその証拠。

せやけどなんやねん、この親。子供は親の承認欲求のための道具ちゃうぞ、水泳で負けたからお受験て。それもヒエラルキーばかりにこだわって、小学生の成長に不可欠な運動や睡眠時間まで削って、強制労働的に机に張り付ける。

小学生があそこまで追い詰められて精神崩壊しかけたラスト、親はちょっとエエ気分になったようやけど、親が自己都合で追い詰めた精神、このまま安定するんやろか?この子は健全にこれからの学校生活と家庭生活を過ごせるんだろうか?すごく不安なラストだった。

解説の藤岡陽子が「終始子供を愛する気持ちは一貫している」と書いているが、そうやろか?俺は親の愛情というより偏執に読めたが。

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2026年05月28日

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