【感想・ネタバレ】アイランダー クリス・ブラックウェル自伝 ボブ・マーリーとU2を世界に届けた男のレビュー

あらすじ

1959年に誕生、史上最も重要なインディペンデント・レーベルとして偉大な足跡を残したアイランド・レコード。
ジャマイカで生まれたレゲエを世界に知らしめたボブ・マーリーや、アイルランドの英雄U2をはじめ、トラフィック、フリー、ロキシー・ミュージック、グレイス・ジョーンズ、ニック・ドレイク、ロバート・パーマー、トム・ウェイツ、B-52’sなど数々の伝説的なアーティストを発掘して世に送り出してきた。

独自の音楽観と経営哲学をもつその創業者クリス・ブラックウェルが、
ジャマイカ音楽や英ロック・シーンの黎明期からアイランドの発展、そして売却まで、
ヒット曲よりも「良い音楽」を創りだすことに情熱を注いだ妥協なきキャリアを語る!

ボノ(U2)
「クリス・ブラックウェルは──U2にとって計り知れない、
また我々が踏み入れた音楽の世界での人生にとってかけがえのない存在として──、
冒険家であり事業家、野心家、そして洞察力のある紳士である。
私は彼と知り合ったことに誇りを感じている」

著者が手がけた主なミュージシャン:スティーヴ・ウィンウッド、トラフィック、フリー、キャット・スティーヴンス、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ、U2、ロバート・パーマー、グレイス・ジョーンズ、ロキシー・ミュージック、モット・ザ・フープル、ジミー・クリフ、ブラック・ウフル、スライ&ロビー、トム・ウェイツ、ニック・ドレイク、トム・トム・クラブ、リチャード・トンプスン、フェアポート・コンヴェンション、ジョン・マーティン、B-52’s、バグルズ、ビル・ラズウェル、キング・サニー・アデ、メリッサ・エスリッジ、etc…

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Posted by ブクログ

ネタバレ

長かった。第一章から第三章の終わりにかけては、固有名詞が多く、本当に自伝として幼少期からのことが細かく書かれているので、読み進めるのがたいへんだった。しかし、第三章の終わりでスティーヴ・ウィンウッドというスターが登場して以降は、その時々のレーベルの主役を中心に話が進むので、読みやすかった。たとえば、成功した人でも有望な人材をかなり取りこぼしていること、そしてこういう実験的で長い目で見てアーティストを育成するタイプの会社は、最後、手を広げすぎて行き詰まることなど首肯できることが多かった。

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2024年12月10日

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