あらすじ
若いときから各地を放浪し、現実の社会と人間を見つめつづけた杜甫の詩は、古くから日本に紹介され、さまざまな影響を与えてきた。努力の人といわれる「詩聖・杜甫」の詩の世界は情熱と繊細さにあふれている。
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Posted by ブクログ
中国の古典 杜甫
ビギナーズ・クラシックス
角川ソフィア文庫 B 1 6
著:黒川 洋一
出版社:KADOKAWA
詩聖と呼ばれる杜甫の入門書である
李杜とよばれる、盛唐の2大漢詩作家のひとりである
李白は、酒をのんでいれば、いくらでも美しい詩が口をついてでる、モーツァルトのような天性の持ち主に対して
杜甫は、努力の人、悩んで、その作品を生み出していく、ベートーヴェンのような人ともいえる。
驚くべきことに、生前には、杜甫の詩はほとんど認められず、大詩人の地位に位置づけられるのは、北宋の中期とされる
詩の様式美を拡大し、感情表現を加え、後世の詩人にも大きな影響を与えたことからも、ベートーヴェンに比する時代の変革者と映る。
しかし、本誌に掲載されている、詩は、長く、政治がらみのもの、自らを憂いるものが多くて、個人的には、明るく、色彩感のある
李白を押したい。
気になった詩は以下になります。
春望
江頭に哀しむ
春夜、雨を喜ぶ
倦夜
絶句 二首
古跡に詠懐す 五首
登高
日本への影響を含めて、コメントがあり興味深い
目次
はじめに 福島理子
解説──杜甫の生涯と文学
◆長安浪人生活の歌
◆安禄山乱時の歌
◆安禄山乱後の作
◆成都草堂生活の歌
◆虁州寓居の歌
◆湖南水上の歌
杜甫略年譜
杜甫関係地図
ISBN:9784043675067
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:256ページ
定価:640円(本体)
2005年03月25日初版発行
2024年11月25日27版発行