あらすじ
過酷な状況に豹変した
“魔の山”を生き延びる-
極限の世界を描いた山岳小説
この大自然の海原の中で、人間の無力さを全身で悟る。今はこんなにも穏やかで、こんなにも簡単にこの場に立つことができるのに、ひとたびそれが変貌するや否や、一瞬にして人の命は散る。あの時はもがけども、もがけども何も変わらず、あがけども、あがけどもその大自然の摂理に響くことはなかった。どんなに強く念じても、どんなに激しく抵抗しても、大いなる天地の営みはどこまでも普遍だったのだ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
雪山の厳しさを強く感じた。登攀の経験はなく、トレースやワカン、フビレイなど聞き慣れない言葉も多々あったが、文脈からどんな場面か想像ができた。命懸けで山を登るのは何故だろうと思う。どんな思いをもって頂を目指すのか。
Posted by ブクログ
山が好きなので山の小説にも興味がある。WEBで見つけ購入。今年の夏登った剣岳が舞台なので(ルートは全然違うが)身近にも感じ心躍る。
指の欠けた主人公が厳冬期剣岳遭難後の対応するシーンから始まり、どのような事が起こったかが語られる。
山のアクシデント、そこからのリカバリを試みる登場人物ら、厳しい状況、一難去ってまた一難の状況だが生き延びるのにどうすればよいかを考え行動していく様に心打たれる。自然の厳しさ、怖さを学ぶ。私なら途中で諦め早々に死んでそう。
私は雪もクライミングやらないが、何故この様な厳しいルートに惹かれる人がいるのだろうと思う。自身がついてくると、どんどんハードな山に挑戦したくなるのだろうなとは思うけど。
著者も雪山をやる方のようだ。話の展開としても凄みと勢いがあるし、山の怖さを知る事もでき、出会えて良かったと思える1冊。
Posted by ブクログ
週末ハイカーのレベル(→自分のこと)だと幾つかイメージしづらい表現はあるものの、登山に興味あるかたであれば目の前に情景が浮かび上がるかのような臨場感と、股間がスースーするような緊張感が味わえます。
自身あるいは山仲間の経験に基づいているであろう、小説の体裁をまとったドキュメンタリー作品といえるのでは無いでしょうか。
Posted by ブクログ
なかなか、読む気になれず…置いていたけど
開いたら、一気読みで気づいたら夜中
結末から入っているのに続きを知りたくなるのってなんだろう
山に登り始めて間もないし、たぶん冬山はやらないし、もちろん剱岳にも登れないけど
わからない言葉や、山をそれほど知らない自分が一気読みしたから、知ってる人だったらどうなのかなが気になる
昭和の山男の父に読ませて感想を聞きたい
人はいろんな選択をしないといけないけれど、山での判断がいかに難しいか、自然を相手にすることが大変かは伝わってきた