【感想・ネタバレ】考える練習のレビュー

伊藤真

選ぶ、決める、進む、やめる。
そんなとき、どう考えればいいかというと――。

【こんな人にオススメ】
・「自分の頭で考えろ」と言われても、よくわからない
・「頭のいい人」がふだんやっているアプローチが知りたい
・なにかを「選択」するとき、自信を持って答えを出したい
・「考える力」を手に入れて、人生の不安を解消したい

私たちは学校で、知識をつめこむことや
正解を探し出すテクニックは、長年教えられてきた。
いまは、知識をたくさん持っていることより、
それを使って「どう考えるのか」が重要になっている。
「考えろ」と言われて、ただじっとして
ひらめいてくるのを待っていても、考えは浮かんでこない。
「考える練習」として、こんなやり方や観点がある
という事例を、いくつか知っておくことで、
自信を持って答えを出し、
前向きに進むことができるようになるのだ。

仕事でも人生でも、私たちはさまざまな「選択」をしている。
どんな商品が売れるのか。どんな企画が当たるのか。
仕事でだれと組むべきか。どの事業に参画すべきか。
司法試験を目指すべきかやめるべきか。
どの会社や大学に入るのか。
どこに住むのか。だれと結婚するのか……。
「唯一の正解」というものはない。
でも、自分で考えて、選択をしなければならない。
そんな「未知の問題」に対して、「答えをつくり出す」。
これこそが、「考えること」である。
「考える力」を育てることは、
自分の選択や人生に納得し、迷いを消し去ることにつながる。

司法試験指導校「伊藤塾」を主宰し、
30年以上にわたって、法律家や公務員を目指す人たちや
法律の世界で活躍する人たちと関わってきた著者による、
「考える練習法」の集大成。

さあ、「考える練習」を始めよう。

[ブクログ · ★★★★★]

日頃からの、「考える」という習慣
今思うに、スマホのない生活をしていた頃は、頭の中で考えたり、妄想したり、反復したり
そんなことばかり考えて生きていたなあ（笑）
妄想からの想像って、思春期にはつきものだったわ

今や、手にスマホがあれば
妄想はいらなくなるわなあ

[ブクログ · ★★★★☆]

「考える」という行為を考えられる本だった。1日過ごしているだけで周囲にはたくさんのなぜ？が散りばめられている。それをただ眺めているだけではなくとにかく考える。
ネットや友人に答えを求めるのは間違いではないが、自分が出した答えではない。これからはまず自分の中で考え抜き、答えを導けるような意識を持って人生にアンテナを張って生きたい。

[ブクログ · ★★★★☆]

Audibleで聴きました。久々にAudibleを聴きましたが、自分に興味があることで、すんなり頭に入って来ました。

[ブクログ · ★★★★☆]

最近頭の片隅にあったこととか、実体験からぼんやり考えてたことに関する内容がたくさん書かれていてタイムリーにおもしろかった！

"それでも勇気を出して決断に踏み切ったという経験があれば、あとで大きく自分を成長させる自になる。次の考え、次のテーマに進むために、人は何かをやめる決断をして、次に進まなければならないのだ。
結局、それは「覚悟を決めること」だ。ああでもない、こうでもない、と決断しないで逃げていても、望んだ結果は得られない。"

[ブクログ · ★★★★☆]

考えるとは何かを学べる本。
情報を得ただけでは考えたとは言えない。
生きてる間に頭使おうな。って思った本。
論理的思考の話も難し過ぎず端的に書かれており分かりやすかった。
答えがあるのは学生のテストまで。我々社会人は常に目の前にある選択を迫られて、それが正しいのか間違いなのか、答えを出す(作り出す)のを求められる。
そのために考えることが大切。
ぼんやり思うだけではなく考える。
この本にはその手法が書かれているのでそれを実践していこうと思った。

[ブクログ · ★★★★☆]

調べて満足、情報を羅列したり既にある答え（のようなもの）を探して終わり…
心のどこかで「これじゃダメだよな」と思っていたこと。
それを解消して、 自分の頭で考える、考えて結論を出す、
ができるようになる為のトレーニング方法がいろいろ。

横展開、縦展開、二項対立、
「なぜ？」を3回問うこと、思考の可視化、
好奇心をもつこと、どんなことでも楽しむ姿勢…等
以下の心持ちは、最も大切にしたい。
「論理的に考える」とは、他者を尊重すること。 論理的に考えることは、相手に対する優しさのあらわれ

[ブクログ · ★★★☆☆]

論理的に考える力と言語化力は似ていると思った。人に伝えて納得してもらうことは思いやりだというフレーズが刺さる。自分の頭の中だけでなんとなく考えて納得していることが多いが、それをそのまま放置すると到底人に伝えられるような代物ではなくなる。立ち止まって言葉にして組み立てることで、他人に話しても納得してもらいやすい考えに昇華させることができる。この部分の練習をしないといけないなと思った。

[ブクログ · ★★★☆☆]

短くサクッと読めたのが良かった。
最近年を重ねるにつれて、若い頃は与えられた仕事だけこなしていれば良かったから漠然とした仕事をしていたのが、色々と判断とか課題解決とか自分なりの考えを求められるケースが増えてきた。
そして、これからどんどん増えてくると思うと恐怖しかない。
この本を読んで日常の中でも考える癖つけようと意識づけができたり、考える際のコツ、ゴールを設定してそれの解決のために考えることを学ぶことができた。
立派な40代になれるように日頃から考えていきたい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

考える、とはどういうことか。
自分で考えられるようになるためには具体的にどうすればいいのか。
考えられるようになるとどういう効果があるのか。

その辺が書かれている。

こうやって考えるんですよ、で終わらない結論が個人的によかった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

■読んだ動機
最近考えが浅いと思っているので。

■感想
- やりたいことが多すぎているので、やらないことを決めたい
- 「当たり前」などの言葉を使わずに毎回理由を3個言う、って習慣をつけたい

■以下よかった文章

[ブクログ · ★★★☆☆]

どんなことにも「なぜ」と問いかけることで考える力を鍛えていくことが大事。今まではなぜと感じたことに対して、特に考えないことが多かったのでまずはここから直していく。

[ブクログ · ★★★☆☆]

過去にデジタルミニマリストの本で、SNSに人生を奪われるといった標語を見たことがある。
そうならないために人間のあるべき姿の土台を教えてくれている気がする。
娯楽を楽しむことも仕事の作業も人生の方向性なども考えることから始まる。
その方法やマインドセットについて改めて学ぶことができた。
この本で何度も出てくる「考えるという主体的な意識」はスマホやただ自堕落に生活する中では習慣化から遠ざかってしまうと思い、ゾッとした。
何気なく考えることにあえて時間をかけてみたり結論が出なくても悲観せず、考えることを楽しんでいこうと思う。

[ブクログ · ★★★☆☆]

思考力を鍛え、深く考えるための実践的ガイド『考える練習』伊藤真著

「情報過多な現代社会を生き抜くために、論理的思考力は不可欠なスキルです。伊藤真氏の著書『考える練習』は、その論理的思考を日常の中で鍛えるための具体的な方法を、わかりやすく解説しています。

本書では、考えることを以下のように定義しています。

物事を整理し、論理的に考えること：複雑な情報を整理し、筋道を立てて考える
物事の本質を見抜くこと：表面的な情報に惑わされず、問題の核心に迫る
物事を深く掘り下げること：多角的な視点から物事を考察し、理解を深める
物事を批判的に見ること：情報の真偽を確かめ、鵜呑みにしない
物事を創造的に考えること：既存の枠にとらわれず、新しいアイデアを生み出す
これらの要素をバランス良く組み合わせることで、より深く考えることができると述べています。

また、考える上での注意点も具体的に記載されています。

先入観や偏見を持たないこと：固定観念にとらわれず、客観的な視点を持つ
感情的にならないこと：冷静さを保ち、論理的に思考する
情報を鵜呑みにしないこと：情報の真偽を確かめ、根拠に基づいた判断をする
常に疑問を持つこと：既成概念にとらわれず、探求心を持つ
自分の考えに固執しないこと：柔軟な思考を持ち、他者の意見にも耳を傾ける
これらの注意点を意識することで、より客観的に考えることができると述べています。

本書で特に印象的だったのは、「日常の中での思考力を鍛え方」について大変わかりやすく記載されていることです。例えば、ニュース記事を読んで、その記事の論理的な構造を分析したり、記事の主張の根拠となるデータや事例を検証したり、日常で疑問に思ったことや自分の決断、行動について改めて深掘りしたり、普段からトレーニングできるような内容です。普段からトレーニングすることで、仕事や日常生活で論理的思考を活かすことができるようになると感じました。

現代社会は、情報過多であり、情報に溢れています。溢れている情報には、嘘の情報や、誰かの意見が混ざっており、情報の真偽を確かめることが非常に重要です。そのため、論理的思考を意識して日頃から鍛えることで、情報に惑わされずに、自分の頭で考えることができるようになります。

本書を読んで感じたことは、論理的思考は仕事や日常生活で非常に役に立つスキルであるということです。論理的思考ができるようになると、複雑な問題も整理して考えることができるため、問題解決能力が向上します。また、物事の本質を見抜くことができるため、情報に惑わされずに、自分の頭で考えることができるようになります。

最後に、本書は、論理的思考を鍛えたい全ての人におすすめです。本書を読むことで、考えることの重要性を改めて認識し、日々の生活で論理的思考を意識することができるようになるでしょう。ご興味のある方は、是非手に取ってみてください。」