【感想・ネタバレ】こんなに痛いのにどうして「なんでもない」と医者に言われてしまうのでしょうかのレビュー

あらすじ

病院に行ってもレントゲンを撮っても原因がわからない「痛み」の治し方。
肩、肘、手指、首、膝、腰など全身の長引くつらい痛みを自分で解決。
「痛み」はQOL(人生の質)を下げる大きな要因です。
四十・五十肩、肩こり、腰痛、ばね指……医者が湿布や痛み止めしか処方してくれないありふれた痛みは「モヤモヤ血管」が原因だった!
欧米で保険診療も開始された最新の痛み治療とセルフケアについて2人の専門医が詳しく解説。


序章 痛いのに「なんでもない」と病院で言われてしまう理由
第1章 病院に行っても対処してもらえない痛みの原因
第2章 体の部位別のありふれた痛みを詳しく解説
第3章 首、腰、関節の治りづらい痛みと姿勢について
第4章 いつまでも治らない痛みを軽減する具体的な対処法
第5章 モヤモヤ血管による痛みへの治療法をわかりやすく紹介
第6章 長引くつらい痛みを生み出す生活習慣をチェック!
終章 「痛み」から解放される未来のために


【著者プロフィール】
遠藤健司(えんどう・けんじ)
東京医科大学准教授。1988年東京医科大学卒業。1992年米国ロックフェラー大学ポスドクとして留学(神経生理学を専攻)。1995年東京医科大学茨城医療センター整形外科医長、2007年東京医科大学整形外科講師、2019年准教授。2025年に同大学教授に就任予定。厚生労働省特定疾患対策研究事業OPLL研究班、自賠責保険顧問医、日本腰痛学会評議員なども務める。
『完全版 自律神経が整う 肩甲骨はがし』(幻冬舎)、『1分で美姿勢になる ファシア・ストレッチ』(青春出版社)、『肩・首・腰・頭デスクワーカーの痛み全部とれる 医師が教える最強メソッド』(かんき出版)、『急増する「首下がり症」どう防ぐ、どう治す』(小社刊)ほか著書多数。

奥野祐次(おくの・ゆうじ)
オクノクリニック総院長。2006年慶應義塾大学医学部卒業。 2008年放射線科医として血管内治療に従事。2012年慶應義塾大学大学院博士課程修了、研究分野は「病的血管」。2012年江戸川病院にて運動器疾患に対する血管内治療を専門とし、2014年同施設の運動器カテーテルセンターセンター長に就任。2017年横浜センター南にオクノクリニックを開院。現在は、東京六本木ミッドタウン前、東京銀座、神戸三宮などを合わせた10院のオクノクリニック総院長を務める。
著書に、『長引く痛みの原因は、血管が9割』、『ヘバーデン結節の痛みはモヤモヤ血管が原因だった』(ともに小社刊)などがある。


発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス

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Posted by ブクログ

肩こりや更年期による痛みなど慢性的に悩んでいる方に読んでほしい。今までの医学をある意味革命的に変えている。自分でも改善できる方法も書いてあるのでありがたい。どうしても重症な場合は著者の医院を訪ねてみるのがいいと思う。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

痛みの部位に長く生じている異常な血管とその周囲を取り巻いている神経、が肩こり、腰痛などの長く続く痛みの原因。
血管が成長するときに、神経も一緒に成長してしまう。
モヤモヤ血管がたくさんできてしまう。
神経から血管を悪化させる物質が出て、そのせいで血管は拡張する。拡張すると隣りにある神経が過敏になって、異常な痛みになる。

モヤモヤ血管は、神経を増やす、炎症細胞や水を外に漏らす、繊維を漏らしてファシア組織を固くする、その結果痛みが続く。
50肩は関節包に異常な血管ができて、神経が増えてしまう。
炎症によるサイトカインで、軟骨がすり減る。

モヤモヤ血管を減らす動注治療がある。
足底腱膜炎もモヤモヤ血管によるもの。

椎間板けるニアにはコンドリアーゼという注射でヘルニアを崩壊させる。

植物はあちこちに弁があるので、下の水分が上にいく。動物はないので、筋肉で体を動かしてポンプの役割をしなければならない。
リンパ液は、血管から染み出してしまった栄養素をリンパ管で回収し、血液に合流させる。
むくみにはステロイドホルモンがたくさん分泌されてむくみを減少させる。50代以降はステロイドの分泌量が低下してむくみやすくなる。

脳が痛みを覚える中枢感作は、痛み止めがきかない。微小血管の増殖による痛みにも聞かない。
ファシアから来る痛みは滑走性がなくなるために起こる。
マッサージはもみほぐすと言うよりも押し流す。
骨盤を振り子のように動かす。
動注とは、動脈注射のこと。チエナムという抗生物質。
重度のモヤモヤ血管はカテーテル治療。

寝具は固めのほうが寝返りを打ちやすい。一晩で数回から十数回の寝返りが一般的。
深呼吸をすると肺の迷走神経(副交感神経)を刺激して落ち着ける。
冷たい水を飲むと、腸の迷走神経を刺激する。
コロナワクチン接種後、心筋や肩周りに炎症=異常な血管の増殖が生じている。
アメリカでは方の痛みが麻薬中毒の原因になっている。オピオイドなどの麻薬系の痛み止め。

オクノクリニック。

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2025年04月02日

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