あらすじ
芸歴70年にして初著書!
国民的エンターテイナーが
本音で語った一冊!
人生の後半戦は仕事と
どう向き合えばいいのか?
どんな人と交わるべきか?
人気者でずっといるには?
自分、家族、仕事のこと。
堺正章流の思考や心持ちが
きっと手本となるはず。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
堺正章。ザ・芸能人、というところか。
私にとっての彼との出会いは「さらば恋人」。小学校のクラスのお楽しみ会で、
彼の歌を替え歌にして芝居をしたのが思い出される。1971年。
スパイダーズの活躍は知らない。「時間ですよ」は観なかった。
お正月の「新春かくし芸大会」は毎年楽しみだった。
そして「チューボーですよ」これは毎週楽しませてもらった、、、
そう、わたしにとっての彼との最初の出会いは「歌手」としてだった。
この本、お笑い芸能人のおちゃらけ話などではないのだ。
俳優だった父・境駿二をもった男が、芸能界という世界で戦う上の心構えを描いた
内容になっている。
レコード大賞の長年の司会者としてその貢献を表彰されることを拒んだ歌手魂。
かっこいい。スパイダーズでメインボーカルとして100万枚以上のヒット、
ソロでも、「さらば恋人」や「街の灯り」をヒットさせた歌手堺正章として。
これだけ長年一線で活躍できる人の頭の中を見せていただいた。
●CHAPTER 1 人生は「二番手」でうまくいく
僕が芸能界に長く居続けられた理由
五勝四敗一分けぐらいが人生は面白い
しゃべりのセンス
自分の円を丸く大きく!
出会いと感謝
柔軟に生きるということ
大切な場面で存在感を示すには
どうすれば魅力的になれるのか?
父から僕、そして娘へ
三分の一理論でいこう
運気のいい流れを引き寄せる方法
芸能界は椅子取りゲーム
夢をあきらめない自分は嫌いじゃない
正しいお金との付き合い方って?
●CHAPTER 2 時が経ってわかること
ムッシュに教わったこと
自分を助けるのは第三の場所
人生の先輩から学ぶべきこと
結婚という幸せな修行
好きなものから活力をもらう
唯一無二の人・内田裕也さん
たかがソックス、されどソックス
車格のある車は乗る人を選ぶ
かくし芸になぜ魅了されたのか?
役者として生きた父のこと
目で見て体で感じることの大切さ
●CHAPTER 3 人生に無駄なことなんてない
ザ・スパイダース怒涛の日々
僕の核を作った田邊昭知という男
空港に集まった一万人のファン
ザ・スパイダース解散のこと
僕の足場を固めた『時間ですよ』
抗うことが大きな原動力になる
ダメなときほど最大のチャンス
最高の二番手
誰もがトップランナーである必要はない
感謝
ラジオで堺正章さんの本が出ると聴いて読んで見たいと思い買いました。とても勉強になりました。自分に厳しく、とても知恵のある生き方だと思います。人に恵まれていると感じました。
Posted by ブクログ
お金はただ貯めこむ物ではなく、必要な時にはある程度 気前よく払う事で社会が回って行くし、支払った本人にも いずれ還元されると言う意識を持つことが大事だと言う事 や、麻雀や将棋、オセロゲームなどで負けた時には、どん なに悔しくても相手の事をほめる余裕を持つことで人間と しての器の大きさを見せられる人間でなければならない事 など、普段の生活で気を付ける事が前半書かれていて、後 半は著者の人生を振り返って見つめ直す感じで書かれてい ました。
Posted by ブクログ
日本の高度成長期に、TV業界のど真ん中にいた売れっ子の自伝ですね。確かにこの方はトップという印象はありませんが、長く続いていた番組にいくつも出ていた、間違いなくトップクラスの芸能人。仕事が低迷していた時のことも多少は書かれていますが、既に乗り切ってしまった昔のことを振り返って得た教訓的な、説教臭いことはあまり書かれていません。ご本人が努力家ではないと言っているのでそうなるのかもしれませんが、かくし芸なんかはやはり努力されているかと。
デビューする時もしてからも、どこかで父上のことを考えていたこと。改めて子供は親の背中を見て育つんだなと。子供に見せて恥ずかしくない背中、あるいは背中で子供に教えられる大人はどれだけいるのかなとふと思いました。
番組を通じて関わった方々のことが何人も出て来るが、名前しか知らない人や既に亡くなった方も多いのはやむなしか。古すぎる時代のことはわからないし、昔はよかった的な話が多いですが、一般人の私でも感じる最近のTV業界への懸念も書かれている。画面のテロップやナレーション、あとは笑い屋の多用は私でも違和感と疑問がある。
一貫して芸能界デビューから現在に至るまでの趨勢に合わせ、当時の振り返りと現在の心境が淡々と書かれている。こだわりのファッションやクラシックカーの話なども少々。強烈さはないが、肩の力を抜いた感じの、この人らしさがある本でした。