【感想・ネタバレ】あの夏、夢の終わりで恋をした。のレビュー

あらすじ

妹の死から幸せを遠ざけ、後悔しない選択にこだわってきた透。しかし思わずこぼれた自分らしくない一言で、そんな人生が一変する。「一目惚れ、しました」告白の相手・咲葵との日々は、幸せに満ちていた。妹への罪悪感を抱えつつ、咲葵のおかげで変わっていく透だったが…。「――もしも、この世界にタイムリミットがあるって言ったら、どうする?」真実を知るとき、究極の選択を前に透が出す答えとは…? 後悔を抱える2人の、儚くも美しい、ひと夏の恋――。

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Posted by ブクログ

恋愛ファンタジー小説。

高校3年生の羽柴透(はしばとおる)は、妹への心に深い後悔を抱えながら無気力な日々を過ごしていた。
そんなある日、静かなカフェで出会ったピアノ演奏者の日向咲葵(ひなたさき)に惹き付けられ突然告白することに。
透の心は次第に咲葵との幸せな日々で満たされていくが、彼女には明かされていないある秘密があった…。
真実が明らかになるにつれて、二人は切ない運命に直面します。

この作品は、人間関係や人生の選択による後悔をテーマに描かれていた。
透と咲葵の二人の視点から語られるため、それぞれの心の内が細やかに描写され、青春の葛藤や愛の切なさが胸を打つ。


特に、表紙の女の子が泣いている理由が分かった瞬間は、切なさで胸が締め付けられた。

そして、ある設定が、物語に独自の緊張感を与え、先が気になる展開が続く…

ラストは曖昧さもありながらも、読者にハッピーエンドのあかしを感じさせる力があった。

読みやすく、青春を感じたい方や、学生さんに特にいいかも。

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2024年09月16日

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