あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
なぜ、分析者にこそ「行動経済学」の知見が必須なのか?
それは、行動経済学が
①「非合理」な人間行動
=思考のクセによって生じる予測可能な「体系的なズレ」
②人間が「非合理な意思決定」を選ぶメカニズム
これらを分析/解明するための学問だからです。
高精度なデータ分析に必要なのは、プログラミングスキルや「各分析手法についての知識」ももちろんそうなのですが、もう一つ、「人間行動に対する洞察」が大きなキーポイントになります。
だから本書では、データ分析という視点から行動経済学の主要理論を体系的に学んでいただきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
データ分析者としての知識の幅を広げるために本書を読みました。
本書は、完全には経済的合理性だけでは動かない人間の行動にみられる傾向をデータ取得・データ分析の観点から説明した入門書です。本書の大半を占める2部においては事例を通じて様々なモデルが説明されますが、非常に複雑そうに思われる人間の意思決定に対し驚くほど体系的な理解が与えられており驚きました。また本書では、単に分析するのではなく何らかの課題をより改善するために行動経済学の知見を活用する事例も多くあり、エンジニアである私にとっても学ぶところが多い書籍でした。
本書で気になる点はありませんが、個人的には、もう少し日本語の文献を挙げてくれると嬉しいとは思いました。
Posted by ブクログ
正直少し難しかった。
計算とか出てくると理解に時間がかかるし、読むのも時間かかった。そこに関しては自分の学の無さを感じた。
そんなレベルの私でも、人間の心理を考え、自分の経験や過去の例に倣って意識できる事例も多く、あ、わかるかもってとこまで落とし込める本だった。
ビジネス書としては難しいけど、医療に携わってた身からすると心理的側面、行動変容に必要な考え方としてはすごくしっくりきた。
また時期が来たら読み直したいし、著者の他の作品も読みたい。