あらすじ
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校閲部の丹沢が受け取った、社外校正者からの一通の手紙。小説のゲラを読み、LGBTQの観点から表現を改めるべきではという鋭い指摘が――。ゲラの向こうにいる編集者、そして物語を書いた作家を相手に校閲者はどこまでできるのか!? ときに変態的執念で文字を追い、ときに作品世界の深部に迫る校閲者たちの物語!! ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
辞書を読む
知らない言葉だらけ
日本国語大辞典全13巻別巻1冊
逆引き広辞苑
ラッパー
外交(そとこう)
二十年やって一人前
校閲担当おそるべし
Posted by ブクログ
新潮社の校閲部をモデルにしたお仕事コミック。昔ドラマで見た校閲ガールともかぶるところあり。
興味のある業界なので、楽しく読めた。
校閲のアルバイトとか、ちょっとやってみたいなぁ。
Posted by ブクログ
待望の第2巻。とにかく共感と学びの嵐。
校閲v.s.編集のエピソードでは、両者の「本に懸ける思い」「いい本をつくりたいという執念」そのどちらの主張もものすごく納得できる。こういう熱いバトルだったらずっと見ていたい。
出版に携わる人たちが、全員このぐらいの熱量を持ってくれていたらいいなと思った。私も編集と校閲の飲み会に参加してみたい。
また、LGBTQへの表現をめぐる外校さんとのやりとりは心臓がギュッとなるものがあった。
同じような局面で、私もこんなふうに物語の核に触れてしまうような領域に踏み込む指摘を入れられるだろうか。作者が理解を示してくれたとき、どれほど報われたことだろう。
ほかにも、自分には校閲における強み(得意分野)がないとか、大きく打たれたタイトルの誤植を見落とす(最近やらかした…分かってたつもりなのに…)とか、「文芸の校閲の仕方に正解ってなくないですか?」とかとか、新人・瑞垣さんの悩みもそのまんま我が事のようで。
ふだん、校閲あるあるを話せるような相手もいないし、そんな機会も皆無なので、読みながら「わかる!わかる!」とどんどん前のめりになっていく読書だった。
もう4年目と思いつつ、まだまだ4年目。終わりが見えない膨大なファクトチェックに怯んでる場合ではない。
「20年やって一人前」という九重さんの師匠の言葉を胸に、今日も謙虚に平静にゲラと向き合いたいと思います。
Posted by ブクログ
新潮社校閲部をモデルにしたコミックエッセイ2巻目。
外校(そとこう)(外部に委託しているフリー校閲者)だけに校閲させる出版社もある中、新潮社は数十人も校閲部員を抱えるほど、校閲に力を入れている。
作家の傾向によって使う国語辞典を変えるほど、言葉にはこだわりを持っている校閲者たち。
わたしのイメージだが、新潮社の本だと一目置くというか、重厚な感じを抱いてしまう。
また、新潮社校閲部の中には、いろいろな分野で本を執筆できるほどのオタクもたくさんいるらしい。
ところで、レビュアーさんの中に、いつもレビューの中で、「間違いを見つけた」とのコメントを出されている方がいるが、私もよく、単なる字の間違いだけではなく、「ここおかしくない?」みたいに感じることがあるのだが、それって、出版社にお知らせした方がいいのだろうか?いつも悩む。(昔と違って、今は重版することが少ないので、文庫化するときに直す、と聞いたことはあるが、それってやはり誰かからの指摘によってなのだろうし)
このコミックエッセイは、九重(くじゅう)さんという校閲者をめぐる校閲部の話なのだが、ユーモアもあり、楽しい本だった。新潮社の社食、魅力的だなあ。
Posted by ブクログ
通称「姦淫聖書」って言われてます 多士済々?魑魅魍魎? 山も校閲も泰然自若よ_何事も平常心が大切ってわけ 「反省メモ」ってノートでも作れば良いんじゃない? 昨今はポリコレの観点から気を付けるべき表現も増え 保育園は「保育士」、幼稚園は「教論」ですから!