【感想・ネタバレ】再帰的近代のアイデンティティ論──ポスト9・11時代におけるイギリスの移民第二世代ムスリムのレビュー

あらすじ

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「ムスリムであること」と「イギリス人であること」はいかに両立するのか。あるいはそれはどのような理路のもとで可能になっているのか。ポスト9・11時代に生きるイギリスの移民第二世代ムスリムを、再帰的近代のアイデンティティ論を通じて分析する。多文化主義、女性とエージェンシー、情報化、解釈実践、ヒジャブの意味論などをキーワードに「聖なるものを人間化する」現代ムスリムのリアルを描きだす。

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Posted by ブクログ

9.11を境にイスラーム教徒への批判的なディスコースが流布するようになり、人権侵害が横行しているとされるイギリス国内に住むイスラーム教徒は、イギリス人として、イスラーム教徒としてどのようなアイデンティティ観で生活しているのかに注目している。
イスラーム教の深掘りが見事であるし、自分の知らない多文化社会の実情を垣間見ることができでよかった。

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2021年12月03日

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