あらすじ
ダヴィデの父、カプア伯爵が不肖の息子のために縁談をまとめてきた。世に言う政略結婚。相手は社交界でも有名な悪女であった。
人気レストランを独力で経営する美青年貴族(本来婚活市場の優良物件のはず)には、恋愛がわからない。
悪女! 淫乱! 毒婦! と評判の子爵令嬢マルガリータ・リジュリーの、どこが悪女なのかもさっぱりわからない。
一方、悪女というでたらめな「噂」に苦しめられるマルガリータも、ダヴィデがどうしてこんなに優しくしてくれるのかわからない。
会ったその日中に婚約を決め、一年間という約束で彼のレストランで一緒に働き、やっとわかってきた、この人の本当の魅力。
無自覚変人美青年貴族と、悪女と正反対なひたむき令嬢――二人と店を襲う最大の危機を乗り越えて、本当にわかったものは?
人気急上昇作家・有沢真尋、リブラノベル初登場!
感情タグBEST3
人によっては物足りないかも。
マルガリータのイメージが表紙と違いましたが(もっとツンツンした様子を見せるのかと思った)、表紙は悪女の噂で捻くれていた初対面の時期という事ですかね。
報復がかなりあっさり終わってしまいますが、あまり長引かせて不愉快な描写をされ続けるお話は苦手(苛々する)なので、これくらいで良いのかも。
ただ、作品自体が短く、しかも挿絵もゼロならこのお値段はちょっと高く思えます。
特に、結婚式やその後の二人のラブいエピソードとかあっても良かったんじゃない?と、そちらに物足りなさを感じました。
短いのに、しっかりしてて、面白かった。
ダヴィデが、天然で、奢ることなく、自然体で素敵。
マルガリータも、貴族の矜持を取り戻せて良かった。