【感想・ネタバレ】愛ちゃんのモテる人生のレビュー

あらすじ

はろー、愛ちゃんだよ。18歳のオープンリーゲイ愛は、とあるきっかけで動画配信を始める。10年以上にわたる“モテる”人生の記録。氷室冴子青春文学賞第五回大賞、鮮烈なデビュー作!

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Posted by ブクログ

オープンリーゲイ愛ちゃんの恋愛遍歴。すごい作品が現れたと驚喜する。
他者からの言葉や態度や反応に違和感を抱くことに罪悪感を持たなくていいし拒絶していい。
マイノリティが社会に対して物申すのは「普通」のことだ。普通だからこそ他者に対して配慮すべきことに真剣に取り組むのが必要。
現代社会の問題点がてんこ盛りだけど、こういうことに真摯に向き合う若者を描く物語は必要だ。趣味やスポーツに熱中するように、社会に対して取り組む姿も美しい。
マイノリティは人生や恋愛に於けるロールモデルを見つけにくい。
世の中に様々な人がいる。その「様々」の中に入れられてなかった人々もいる。そんな人たちに届いてほしい物語。このような作品が増えるといいなと心から願うのです。

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2024年11月08日

Posted by ブクログ

登場人物全員、素敵な人。
愛ちゃんの周りにはそれぞれ抱えてる事情は様々だけど、自分の人生しっかり歩もうとする人がたくさん。

この本を読んでると、いろんなセクシャルティーの人が普通に登場するから、ヘテロセクシュアルって当然のことじゃなくて、自分はこの本の中ではヘテロセクシュアルってセクシャルティーに分類されるんだーって感覚になった。
普段ヘテロが多数派だと感じる環境にいると、自分のことをヘテロってカテゴライズ?わざわざしない。
けど、この本では、いろんなセクシャルティーの人が、悩んで悲しんで喜んでって普通の群像劇的ストーリーに感じて、自分もヘテロとしてその物語に没入したから、普段感じるアイデンティティーとは少し違った感覚を得られた。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

オープンリーゲイの愛ちゃんのモテる人生ってことで明るくポップなお話かと思いきや意外や意外、社会派だった。
一つ言えることは自分で自分を守るには正しい知識が必要だしポリシーを持って生きることが大切なんだなぁと思った。あと好きだなぁっていう気持ちは大切にして人と付き合っていく(性愛関係なく)のがいいんじゃないかなぁって思った。

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゲイで動画配信者の愛ちゃんが27歳までの半生を振り返る表題作と、愛ちゃんの幼馴染でデミロマの太良くんが法学部でやたら法律相談を受ける話の2本だて。

ゲイだからというよりは、ゲイであることがオープンにしにくい世の中だからこその被害を受け続ける愛ちゃんに心が痛んだ。みんな愛ちゃんが優しいからって愛ちゃんを蔑ろにしていく。
だからこそラスト、予想はしていたけど太良と恋仲になって安心した。二人でお互いを想い合って暮らして欲しい。
愛ちゃんを守らなきゃと、お母さんの気持ちが強くなり過ぎてしまったタイミングで、太良が来てくれてよかったな。この3人のバランスとてもいい。

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2025年03月25日

Posted by ブクログ

表紙と出だしの雰囲気からだいぶポップな印象を受けたけど社会提起が多くしっかりした内容だった。
主人公の愛ちゃんはとても愛らしくて魅力的な主人公だった。性的搾取や相手を尊重ないパートナーの話はほんとリアルに感じたというか「よくある話」だよね。。

ティーン時代はわからなかったけどこの歳(アラサー)になるとわかること、気付けることがある。危険な人や感覚のおかしい人に気づかない怖さよ。

あの時代は大人たちは自分のことを子供扱いしすぎていると感じていたけど今だと過去の自分を見てそりゃそうだ子供だ。と感じることができる。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

リア充!
シスジェンダー自認のゲイのリア充人生。
以前読んだ『メメントラブドール』のA面的な。(こちらはリア充ではなくリアルだったが。)
氷室冴子賞も納得。キラキラファンタジーだけど、問題提起もあって、基本シスターフットの話。
軽く読めて面白かった。

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2025年03月13日

Posted by ブクログ

表題作はわりと面白くよめて、(文書はすこしなじみにくく読みにくかったけど)もうひとつはストーリーがあんまりあわずって感じだった。

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2025年02月04日

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