【感想・ネタバレ】60分でわかる! 情報Ⅰ 超入門のレビュー

あらすじ

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◆この1冊でビジネスパーソンが知っておくべきIT教養がわかる!◆
2025年1月の大学入学共通テストから新しく導入される新科目「情報Ⅰ」。この聞き慣れない科目は政府の掲げる未来社会「Society5.0」を教育から実現するものとして導入されました。文系理系、男女問わずに必修とされているため今後社会に出ていく学生の多くが情報Ⅰの内容を身につけていることになります。数年後には、今までの社会人を凌駕するIT教養を持った新卒人材が社会人となります。
本書は、そういったレベルの高い新卒社会人を迎え入れる現役のビジネスパーソン向けに、情報Ⅰが設置された背景や狙い、影響、さらに「このぐらいは知っておかないと社会人として今後マズい」と思われる情報Ⅰのトピックを解説します。
もちろん、子供が学校で学んでいる内容に興味のある親や先生にも参考になることでしょう。


■こんな方におすすめ
・「情報Ⅰ」に興味のあるビジネスパーソン


■目次
Part1 情報教育の意義と立ち位置を知る 「情報Ⅰ」とはどのような科目なのか
Part2 情報社会における基礎を学ぶ 情報社会の問題解決
Part3 情報の効果的な伝達方法を学ぶ コミュニケーションと情報デザイン
Part4 デジタル活用力の基礎を身につける コンピュータとプログラミング
Part5 情報通信網への理解を深める 情報通信ネットワークとデータの活用
Part6 情報教育の今後 情報Ⅰが当たり前の未来社会を考える


■著者プロフィール
【著者】リブロワークス:「ニッポンのITを本で支える!」をコンセプトに、IT書籍の企画、編集、デザインを手がける集団。デジタルを活用して人と企業が飛躍的に成長するための「学び」を提供する(株)ディジタルグロースアカデミアの1ユニット。SE出身のスタッフが多い。最近の著書は『自分の可能性を広げる ITおしごと図鑑』(くもん出版)、『Copilot for Microsoft 365ビジネス活用入門ガイド』(SBクリエイティブ)、『Excelシゴトのドリル 本格スキルが自然と身に付く』(技術評論社)など。https://libroworks.co.jp/

【監修】鹿野利春(かの としはる):京都精華大学メディア表現学部教授。石川県内の公立高校勤務、教育委員会事務局を経て2015年に文部科学省にて高等学校情報科担当教科調査官として勤務。「情報I」「情報Ⅱ」を含む現行学習指導要領の改訂、「情報I」「情報Ⅱ」教員研修用教材の作成、小学校プログラミングを含む情報活用能力の育成、GIGAスクール構想などに携わる。2021年から京都精華大学教授。2022年から(一社)デジタル人材共創連盟代表理事として、教員養成、「情報I」の教科書・教材の作成、企業と協力したデジタル人材の育成に取り組む。東京学芸大学講師、広島修道大学講師、大阪芸術大学客員教授、理化学研究所客員研究員、文部科学省情報活用能力調査委員、学校DX戦略アドバイザー。

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Posted by ブクログ

 大学入学共通テストの出題も始まった「情報Ⅰ」について、科目の位置づけから、各単元の内容等について、完結に見開き1ページで説明されています。

 60分でわかる! と書名に謳われていますが、項目数は69個ありますw


 読みやすく、手軽に概要が分かる本書ですが、最後の項目069に興味深いテーマがありました。

 「069 2029年以降に社会人となる「情報Ⅰ世代」との共創に向けて」です。
 そこには、「情報Ⅰ世代を受け入れる世代の心構えの準備」として、
 
「情報Ⅰ世代を今後受け入れていくことになる現在の大人世代は、その能力をうまく活用していかなければなりません。そのためにも、新人だからといって侮ること無く、大人世代も底上げしていくことが必要になってくるでしょう。」と書かれています。

 そして、「お互いに刺激しあい、持ち合わせた能力を活かしてともに成長し、新しい価値を作り上げていく「共創」を志向するのが重要です。」とあります。

 わたしも「情報Ⅰ世代」が、科目を学ぶ中で、どのような考え方を実装して社会に出てくるのか、とても気になります。
 まずは、自らの底上げのために本書のエッセンスを把握しておきたいと思います。

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2025年03月05日

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