【感想・ネタバレ】わたし、恋人が2人います。のレビュー

あらすじ

好きな人をひとりに決められない。

誰もが傷つかないために必要なこと.。

「ポリアモリー」(複数愛)とは、複数の人と同時に、それぞれが合意の上で性愛関係を築くライフスタイルのことです。
浮気でも不倫でも二股でもない「誠実で正直な複数恋愛」のこと。

気になる人がいる程度ではなく,ほんとうにたくさんの恋人がいる状態を合意のうえでつくるポリアモリー(複数愛)というライフスタイル。

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Posted by ブクログ

【「恋人は何のためにいるの?」を考えるきっかけになる】
複数人を同時に好きになってしまう悩みを持つ人に絶対おすすめできる本です。
私自身、学生の頃からそう言った性質でした。
「両親のどちらが好きか選べないように、恋人も選べないでしょ」という考えでいながら、
自分は浮気性なんだという罪悪感でずっと悩んでいました。

この本でポリアモリーを知って、
自分のような性質の方もいるということにすごく励まされました。

印象的なのは、「恋人は自分を満たしてくれる相手ではない」というところです。
ポリアモリーでもモノガミーでも、
自分を満たしてくれることを恋人に求めると幸せになれないと思いました。
たとえば経済的に援助してもらったり、心の支えにしたりと相手に依存すると、
確実に相手の負担になって破綻します。

そうではなく、自分の生活やメンタル面は自分で責任を持ち、「自分だけでも十分楽しいけど、
恋人がいたらもっと楽しい」という関係なら、
長く付き合うことができるんだろうなと思いました。
ポリアモリーは1人に依存していないことから、より自立している人も多いのでは?と思いました。
(ひとりになるのが怖くて保険をかけて2人とお付き合いしているという方は真逆ですが、、)

また、マイノリティを発信することの大切さを学びました。
1人で悩んでいても、どういう悩みを持っているのか、何を理解してほしいのか、自ら話さなければ周りに分かってもらえない、
発信すれば必ず共感してくれる人がいるし、
自分と同じ性質の方が救われるかもしれないという考えになりました。
ポリアモリーだけでなく、自分が抱えている悩みなどは、外に発信していこうと思いました。

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2023年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

花田菜々子さんの著作で紹介されていて、ポリアモリーてなに?と手に取った一冊。必要なことは、

・関係者全員が傷つかない配慮
・合意を目指したコミュニケーション
・ポリアモリー的生き方を否定しない社会

ポリアモリーに限らず、周囲に理解されにくい生き方を実践するのはとてもエネルギーが必要。それでも自分に向き合って実践を続ける人に強さと敬意を感じる。

気持ちや価値観は変わっていいものとして、自分の気持ちが揺れた時には反芻して丁寧に検証する著者の姿勢に好感を持った。

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2020年09月28日

Posted by ブクログ

文字通り、複数の人を同時に愛するポリアモリーという人の生き方について。
作者の彼女の生き方がポリアモリーとして一般的なのかはわからないけど、共感できる部分とできない部分があった。

ポリアモリーでも嫉妬したりするのはホッとする反面、身勝手な感じもあり、釈然としない気持ちもあるが、彼女らの生態について知ることができて良かった。

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2018年08月10日

Posted by ブクログ



ポリアモリー。複数愛という「ライフスタイル」。
バイタリティと主体性と思いやりがないと成立しないな。

ポリアモリーにせよモノアモリーにせよ、相手に依存しないことがまず大事だな。
自分の足で立つ。そのうえで、愛しあうなり一緒に住むなり。

そもそも結婚制度自体が今の時代にそぐわないな。

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2023年01月09日

Posted by ブクログ

「複数の人を同時に好きになる」という性質に加え、その表現としてライフスタイル(複数の恋愛関係を営む)をとる人(すべての関係者の同意、交渉)≠浮気、不倫

深海菊絵さん「ポリアモリー複数の愛を生きる」嫉妬を5つに分類
・独占欲から
・疎外感
・ライバル意識くら
・エゴから
・不安から

倫理ってなに?
倫理はなぜ生まれた?
ポリモアリーの人たち同士、モノがミーで安定した人間関係を築いているのであれば、何にも問題がない。
常に「わたし」と「あなた」の問題であって、自分と違うことを否定したり非難したりするべきことじゃない。マジョリティーはあるもの。そこから見つかる「わたし」に向き合うこと、別にマジョリティーでなくてもよいこと。マジョリティーが正義ではないこと。ただ、数が多いだけのこと。国として富の配分の公平さはどうするか。単なる分け方が同じ平等ではなく、人々が皆同じ機会を得られる公平さ。それを次世代に伝えていくにはどうしたら、なんて言葉で伝えれば?自分のこの思いを伝えていけるのだろう。

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2020年06月06日

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