あらすじ
般若心経を英語で読み、アメリカ人の素朴な疑問から仏教を捉え直す。カリフォルニアで仏教の面白さに目覚めた著者による、一風変わった入門書。
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Posted by ブクログ
タイトルどおりの内容だが、著者の生き方込みでおもしろい。英語で、アメリカ西海岸の社会で理解されている仏教によって、漢字文化にしばられがちな日本人の仏教理解を相対化してみせる。それを肩肘張らない姿勢・文章でやってみせている。同じくアメリカ在住の伊藤比呂美の仏教本もおもしろいが、この本はまた違った切り込み方をしていておもしろい。
Posted by ブクログ
日本の仏教は仏典よりも教祖が書いた書籍を重視する傾向がある。
このため、わかりやすい現代語訳の仏典が宗教上の活動のなかで利用される可能性は低い。
英訳仏典と、英語による解説を読みたくなる本である。
Posted by ブクログ
今まで他の仏教の本を何冊か読んだときに、体育会系、男尊女卑の印象を受けることが時々あった。
それで仏教は私には合わないのかも…と思っていた。
この本を読んで、仏教のイメージが変わった。
私が仏教らしさだと思っていたものの一部は、日本の仏教らしさだったのかも。
国が変われば、それはまた違ったものになる。
お経も、英語の方が漢文よりも理解しやすいかったりする。
「無常」は英語では「everything changes」という。
その教えを持つ仏教も、国や時代によって変わって当たり前だと思った。
著者のように、自分に合う仏教を考えて、真剣に向き合うのが良いな、と思った。