【感想・ネタバレ】寿司ガール 3巻（完）のレビュー

安田弘之

婚約者に暴力をふるわれる女。厚化粧をして変身し、安らぎを得る女。感性が合わない親とすれ違い孤独を感じる女。一人でいる事が好きで、男と付き合ったことのない女。様々な悩みを抱える女たちは、寿司屋で不思議な「寿司ガール」に出会う。この小さな存在が側にいてずっと見守ってくれることが、女たちの人生を確実に動かしていく――。感涙のハートウォーミング・ストーリー完結巻！

[ブクログ · ★★★★★]

宝物の一冊❤︎
『いなりばあちゃん』『サヨリ様』『アワビちゃん』『ウニちゃん』が私のおすすめ！
一巻で出てきたスズキさんの子が中学生になってまた出てきて嬉しかった。
巻末も安田弘之ワールド全開で面白い。
巻末での安田先生の「お腹いっぱいもう食べられない！ではなくもうちょっとつまみたいな〜くらいの量が美味しくいただける」という言葉がピッタリの作品で、もっと読みたいけれど私の宝物はこの3冊で充分という気持ちもある。
本当に出会えてよかった。

[ブクログ · ★★★★☆]

この間で完結。スキッと終わって爽やかなのがうれしいようで、もうちょっと続けてほしかったと残念なようで。この巻も安田先生ならではの「一般的な美人からは微妙に外れた顔立ちだけど皆それぞれにかわいい女性」の描写、それぞれの女性とお寿司ちゃんとのやりとりを堪能できます。沁みます。
特に巻末の「受け口女性の良さについて」ニッチに語るおまけ漫画が個人的にツボでした。