あらすじ
スカイマークの機内誌『空の足跡』に連載中の人気エッセイを、著者が撮影した写真とともにオールカラーで単行本化。
著者は元プロ野球選手と元検事というふたりのユウキ。
その後、方や企業コンサルタント、方やフォトグラファーと大きく人生を転回させたふたりが、旅で気づいた48の幸せと気づきを旅の写真とともに綴る。
人生における旅の意味や意義、そして何より生きていることを実感する貴重な時間と経験を読むことで、読者もすぐに旅に出たくなるはずだ。
【著者プロフィール】
高森勇旗(たかもり・ゆうき)
1988年生まれ。高校卒業後、2012年まで横浜ベイスターズでプレー。引退後は、50社以上の経営に関わってきた。
ライターとしても活動し、2018年からは世界中を旅する。これまでに、35カ国を渡り歩く。
著書に、『俺たちの戦力外通告』(ウェッジブックス)、『降伏論「できない自分」を受け入れる』(日経BP)がある。
游木トオル(ゆうき・とおる)
1966年生まれ。大学卒業後23年間を検事として過ごす。
2016年に早期退職。翌年から50歳にして初めて世界一周一人旅のバックパッカーを経験。これを契機にフォトグラファーとして活動するようになる。
発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス
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Posted by ブクログ
元はスカイマークの機内誌で連載されていたのを単行本にしたものなので、写真も含めて、サクサク読めて、旅行に行った気分を味わえる。
でも、実際に旅に出ないとわからないこともあるのだと思う。
「自分の価値観で世界を体験したいのならば、YouTubeで世界をめぐるだけで十分だ。そもそも価値観なんてあってないようなもの」
「私が見ているものは、あまりにも多くの解釈や固定観念のフィルターを通過している。」
旅は自分の生きてきた世界の外側にあるものを見せてくれるのかもしれない。
読書も似たようなところもあるが、でも、何となく読みたいもの、気になったものを読むだけでは、自分の価値観の内側で読んでいる気がする。
否応なしに自分の外側を押し付けられるような経験をしないと、「価値観なんてあってないようなもの」と感じることもないのかもしれない。
なんか読んでいて、いろんな意味で楽しい本だった。