あらすじ
小学2年生にして<アストラル>神道課の巫女・葛城みかん。彼女が猫屋敷とともに里帰りしたまま消息を絶った。彼女の身を案じたいつきたちは葛城家に向かうが、そこで待ち受けていたのは無数に出現する「鬼」。葛城家はみかんを「人柱」にして鬼に纏わる恐るべき行為に手を染めようとしていた。そして黄昏――山間に陽が落ちるとき、恐るべき「鬼の祭り」が始まる。鬼VS魔法使い。みかんの運命は!? 大好評異種魔術格闘戦!
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Posted by ブクログ
「にゃあにゃあ!」
小学2年生にして〈アストラル〉神道課の巫女・葛城みかん。彼女が猫屋敷とともに里帰りしたまま消息を絶った。彼女の身を案じたいつきたちは葛城家に向かうが、そこで待ち受けていたのは無数に出現する「鬼」ーーーーー
7冊目。上下巻の上。この後刊行されている本の厚みを見るに、少しずつ物語が掘られていく感じがする。みかんちゃんに関しては過去が小出しにされていたものが明かされると思うとワクワクする。辛い過去だけれども。アディの潔さとはちがう諦念にも似たみかんちゃんのあり様が悲しい。まだ小学生だもんな。明るさと歯痒さを持て余したみかんちゃんに幸あれとばかり思うし、まあいつきなら何とかしてくれるだろうという主人公への無条件の信頼がある。これが壊された時が一番怖いけども、三田先生ってどうなんですか???ハピエン勢にも優しいですか???