あらすじ
魔法使い派遣会社<アストラル>。日々涙目で社長業の特訓を受けているいつきのところへ舞い込んできたのは、先代社長の遺産。ところがその相続に異を唱えたのは、錬金術師ユーダイクス。幾何学によって作り出した人工精霊を操り<アストラル>に魔術決闘(フェーデ)を挑んできた。穂波のケルト魔術は届かず、猫屋敷の陰陽道は星の槍に貫かれ、神道の絶対結界も突破された。果たしていつきたち(アストラル)の運命は!? 今宵――魔術の夜が血に染まる。
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Posted by ブクログ
「ーーー私はずっと時間を費やしてきた」
魔法使い派遣会社〈アストラル〉。日々涙目で社長業の特訓を受けているいつきのところへ舞い込んできたのは、先代社長の遺産。ところがその相続に異を唱えたのは、錬金術師ユーダイクスーーーーー
2巻。ユーダイクスがとてもいいキャラクターだった。現〈アストラル〉と旧〈アストラル〉の対立という描写も、2巻目ということでより際立つ。いつきが〈アストラル〉を引き継ぎ背負う、動機編ともいえる本巻、読み応えがあったし、各キャラクターを把握するにも良かった。主人公として、力はなくとも優しさが有り余るいつきの危なっかしさにハラハラする。今後、右目とどう付き合っていくのか楽しみ。