【感想・ネタバレ】ロッカーナンバー69のレビュー

剛しいら / CJ Michalski

渋谷駅、ロッカーナンバー69。そこが高校生・津久見英輝の秘密の隠し場所だ。英輝は男にしては可愛い外見を武器に、大人の男を苛めては楽しんでいる。それは、若い牡である自分が老いた牡を屈服させる構図に興奮するからで、英輝にとってセックスはただの暴力でしかなかった。だが、義父に悪戯をしかけた翌日、学校から帰った英輝は突然現れた胡散臭い男・田村に捩じ伏せられ、一緒に暮らすことになり…！？

[ブクログ · ★★★★☆]

十代の繊細で理解しがたい心理を鮮やかに描いた作品です。

純粋で、悪辣で、ふてぶてしくて、痛々しい高校生の
主人公と、彼を無理矢理引き取る義理の叔父との
攻防が凄いです（笑）

ガラスの十代を満喫できます…