あらすじ
大学時代、親友である倉田英慈への恋心を自覚した鮎川直也。だが責任感が強くて男気のある英慈には恋人がいて、直也は自分の想いを口にすることなく、卒業後数年経った今までずっと友達として付き合ってきた。苦しい片恋だが英慈の中に自分の居場所があればそれでいい……そう思っていた直也には、しかし英慈は知らない秘密があった。大学の時一度だけ、高熱で朦朧となった英慈と関係を持ったことがあったのだ…。
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Posted by ブクログ
中学時代~社会人が3編に分けて描かれていて読みごたえがありました。
キャラクターにも人間味があります。
受が男らしいのにとても一途で可愛く、一篇目(悲恋)は切なかったです。
時系列が前後する描写が多いわりには、混乱もなくすんなりと読めました。
ネタが小出しな分、期待感や驚きも大きかったです
。
文章に目立った特徴や灰汁が少ない作家さんだと思いますが、この作品ではプラスになっているのかなと思いました。
Posted by ブクログ
いや~!切なかったですね。周りを振り回して引っ張りすぎな感じが気になりましたが、切なさが所々に散りばめられていてめちゃめちゃ好みでした。ハッキリ言って攻めのヘタレというかなんと表現したらいいのか、誠実なんだろうけれど、その誠実さはどうなんだ!!と言いたくなる言動にはかなりイラつきましたけれど、ラストにそんなに好きなのね~っと思わせてくれたので、まぁ良し!!でもこんなに長い間の片想いが実ったのに、お互いの気持ちを吐露しているシーンが読んでいてもイマイチ感動出来なかったのが★4つの原因ですね。
Posted by ブクログ
受視点のせつなさは☆4でもいいくらいだけど、攻が同じ女性とくっついたり離れたりを繰り返したのがくどかったし、それでいて最終的に攻と彼女の別れ方も綺麗すぎ。
結局彼女も外国人の彼が迎えにきて外国に帰っていくなんて、そんなにあっさり別れるのならば社会人編ではモトサヤにおさまってほしくなかった。
攻も受を好きになって苦しんだけれど、好きな人に相手がいるかいないかで苦しさが違う。
そういう意味では受だけが長年苦しんだだけのようで後味少し悪し。