【感想・ネタバレ】ツマヌダ格闘街(4)のレビュー

気弱そうな主人公の八重樫ミツルは、謎のメイド・ドラエと出会い、否応なく武術の世界に足を踏み入れます。ドラエの指導のもと、多種多様なスタイルの格闘家と闘うことになるミツル。ドラエはなぜミツルの前に現れたのか、そしてドラエは何者なのか……?! 肉体的にも精神的にも成長を遂げていく主人公と、見やすく迫力のあるバトルシーンが魅力の武術漫画です。

武術の説明は難しくなりがちですが、この作品は、武術の特徴や仕組みが大変分かりやすく簡潔に説明されており、武術に興味があれば楽しく読めること間違いありません! 作品の中で紹介される格闘術のウンチクや、日常での身体の使い方が紹介されているのも大変参考になります。武術に興味がある人にイチオシの作品です!

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Posted by ブクログ

今回はなんとツマヌダファイトなしで、各キャラのモチベーションや心情を見直すドラマが中心。プロ格闘家昇格前のまとめという位置づけと見ていいのかな。確かにあのままプロ編に入ったら「単にズルズル続けている」イメージがどうしても付きまとうだろうから正しい展開だとは思う。
思うんだけど、心情を見つめる話の連続はどうしても地味になってしまうのも事実……! まあ上山先生は地味な話でもクオリティ高いんですが。

見所はやっぱりドラエさんVS王一家withミツルという超変則マッチ。ふだんドラエさんは周囲のレベルに合わせてるから、なんとなく「ジローよりちょっと上」くらいというイメージがあったけど、本気の片鱗を出すだけでここまで強いとは未来の世界のネコ型メイド恐るべし。
ミツルが助太刀に入ったときに涙ぐんだのは、ミツルの精神性にぐっときたのか、それとも基本ピュアでいい人なドラエさんが自分の汚れ役に一瞬耐えきれなくなったのか、どっちなんだろう。後のフォローがなくて柚香マラソン編でも似たような感涙があったことから考えれば前者だけど、ジローをあえて打ちのめす切ない表情をみれば後者のようにも思える。ああおいら読解力ねえなあ。

それにしてもチャーリー・カーペンター・八重樫さんは何か元ネタの藤子キャラいたっけ? 仮にもミツルの父親という重要ポストなんだから原型がありそうなもんだが、名前もルックスも記憶にないな……。もしかして片倉陽二版のドラえもん開発者がこんな感じだった?

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2009年10月04日

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