あらすじ
「七福神めぐりは、人生で1回か2回はしたほうがいいかもというくらい大きな恩恵があります」と語るのは、神仏と会話ができ、神仏から教わったことを紹介するブログと書籍が大人気の著者・桜井識子さん。本書の執筆は、京都の「都七福神まいり」のご朱印色紙が、識子さんに思いがけない幸運をもたらしたことに始まります。「なにげなく買ったご朱印色紙に福を呼ぶパワーがあるのはなぜか」「七福神をうまくまわれば、もっといいことがあるのかも」……その答えを求めて、新宿、青梅、浅草、川口、岐阜、神戸、淡路島……と各地の七福神を実際にめぐりました。本書は、そこで得た七福神めぐりの驚くべき恩恵や仕組み、注意点をお伝えするものです。さらに、取材してもわからなかった点を天海僧正にお聞きしようと、ゆかりの地、川越市の喜多院と日光を訪れました。七福神めぐりのルーツは天海さんという言い伝えがあったからです。果たして天海さんの回答はいかに! 願いが叶う七福神めぐり、ぜひお試しあれ。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
七福神めぐりをして祈願すると、ちょっとしたマイナスな出来事(対価)と引き換えにお願いごとを叶えてくれる場合がある、というのが「ひみつ」。
このカラクリは、七福神を巡って祈願すると、神様・仏様の中で手が空いている方が『願いを叶える担当』になるが、この担当が福禄寿または寿老人になると対価を求められるシステムになっているらしい。他の弁財天さんだったり毘沙門天さんとか、日本で広く信仰されている他の仏様だと無償でお願いごとを叶えてくれるが、福禄寿・寿老人は中国の神の性質が強いために対価が必要となるようだ。
以上が「七福神めぐりのすごいひみつ」の本丸だが、この本の面白いところは第10章 天海僧正で、徳川3代に仕えた天海からの話がとても興味深い。第10章がこの本の本体だと言っても過言ではない。
個人的には神様・仏様からのアドバイスやお話をもっと盛り込んで欲しかったと感じるが、天海との対話は非常に面白かった。